こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「CHANELのブランド保持」についてお話します。
CHANELは世界的に有名なハイブランドとして、愛されてきました。
特にオートクチュールが富裕層や権力者の中で人気を獲得していました。

高貴でブレることのないデザインと非常に高い完成度を誇るブランド。
そんなCHANELのトップデザイナーとして長きに渡り活躍したのが、カールラガーフェルドです。
彼は2019年に亡くなるまで現役のデザイナーとしてCHANELのアイテムを生み出し、
人々を魅了し続けました。
ですが彼の仕事はインスピレーションが湧いたらそれを素早く絵にすることと、プロトタイプとして持ってこられた服について指示するのみです。

カールの指示をまた別のデザイナーが具体的な形にし、それをお針子さん達に指示してカールのアイデアを再現させます。
このような分業はほとんどすべてのファッションブランドが行っていることで、
特に珍しいわけではありません。ですが、CHANELほどのブランドが分業化をしながら、
トップから末端までクオリティを落とすことなく、厳格にその権威あるアイテムたちを生み出し続けたのか。

それは比較的シンプルな答えですが、「CHANELに所属する人が、それぞれの仕事に高い誇りを抱いているため」です。
大きな企業ほど、トップの意向を末端に伝えることが難しくなります。
しかしCHANELではカールを神のように扱い、彼のデザインは絶対とされます。
他のデザイナーは彼の意見を100%汲み取った服を作るようにし、その元をお針子さん達が作ります。
そこにはミリ単位のずれも許されず、非常に厳格な作業になります。

ファッションショーが近づいた時には深夜まで作業を強いられます。それでもカールは妥協せず、
ショーの直前になって新たなアイデアを出すこともあります。

どれだけ振り回されても、トップデザイナーには絶対に従い、
かつクオリティの高いものを作り続ける。

精神論的な話にはなってしまいますが、ここまで強くこだわり続ける根幹にあるのはやはりプライドです。
特にこのプライドを持って仕事をするというのはヨーロッパの方で顕著にみられることです。
日本にCHANELの様なハイブランドが存在しない理由の一つとして、
ヨーロッパの人々と日本人とでは仕事に対する姿勢や考え方が異なるということも挙げられるのです。
国民性やそれに由来する考え方が企業の在り方に現れることは珍しくなく、今回挙げたCHANELはその一例です。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
今週は”SEKAI HOTEL FUSE”という東大阪市にあるとてもユニークなホテルを紹介します。

このホテルの最大の特徴は商店街が丸ごとホテルになっていることです。
戦前から続く歴史ある商店街である布施商店街の中に”SEKAI HOTEL FUSE”は2018年に開業しました。

このホテルのフロント、客室は商店街にある空き店舗を改築して利用しています。
チェックインは約50年間営業していた婦人服店「キヨシマ洋装店」の建物を改築したフロントで行い、
その後各々自分の客室となるお店に向かうというわけです。
商店街の中にある喫茶店、お好み焼き屋がそれぞれ朝食・夕食会場となっており、
宿泊者は特典をもらうことができるようになっています。
そして大浴場の機能は布施商店街の中にある銭湯が担っており、宿泊者は無料で入浴することができるのです。

このホテルのシステム的に宿泊客はフロントから客室へ、
客室から銭湯へといった具合で商店街の中を歩き回ることになります。
これにより商店街の中にどんな店があるのか知ることができます。

これにより一部の店だけが注目されるという状況が起こりにくくなり、
商店街全体の魅力を観光客に伝えることができます。
さらに宿泊客が「昨日はあの店に行ったから、今日はこの店に行ってみよう」といった行動をとることが予測されるので、
特定の店だけではなく商店街全体で集客数が増加することが期待できます。

”SEKAI HOTEL FUSE”のようなホテルは「分散型ホテル」と呼ばれており、
地域活性化への貢献が期待されています。
私としては、このようなタイプのホテルが全国各地にできればそれぞれの地域でどのような生活が送られているのか、
その地域の住人の視点で味わうことができるためその地域への理解が深まりとても良いと思います。

こんにちは、Buddieateの周です。
今週は、地域イノベーションと国家戦略特区の重要性について深く掘り下げていきたいと思います。
経済成長と社会の進歩を目指すにあたり、これらの要素がいかに重要であるかを、具体例と共に見ていきましょう。

経済のグローバリゼーションが進む中、地域イノベーションは地域経済の活性化を促進する鍵となります。
地域固有の資源を活用したイノベーションは、
その地域に新たな価値を生み出し、グローバル競争力を高めることにつながります。

特に注目されているのが、「国家戦略特区」です。
これは、規制の緩和や特別な税制措置を通じて、ビジネスや研究開発のイノベーションを加速する地域です。

国家戦略特区に指定された地域では、新しいビジネスモデルの実験や、
外国人材の受け入れが容易になるなど、多くの特典が設けられています。

地域イノベーションを推進するためには、地方自治体、企業、教育機関、
そして地域住民が一体となった取り組みが不可欠です。国家戦略特区はその優れた例であり、
異なるステークホルダーが協力し合うことで、新たな産業の芽生えや雇用創出、地域経済の発展を促します。

しかし、地域イノベーションを成功させるためには、
単に経済的なインセンティブを超えた戦略が必要です。
文化、教育、持続可能性などの面での地域の魅力を高めることが、長期的な成功には不可欠です。
国家戦略特区は、これらの要素を統合し、包括的な発展を促すモデルとして機能することが期待されます。

また、ワークライフバランスの追求や、継続的な学習とスキルアップの機会が、
イノベーションを生む地域コミュニティにおいても同じく重要です。
従業員が幸福であれば、その創造性と生産性も高まります。
国家戦略特区における地域イノベーションの取り組みを通じて、
我々は新しい産業の可能性を模索し、地域経済の活性化と社会全体の福祉の向上を目指すことができます。
このようなイノベーションが持続可能な成長と、
地域住民一人ひとりの豊かな生活につながることを願っています。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「丸亀製麵のブランド再設計」についてお話します。
丸亀製麵は、外食チェーンにおけるうどん業界の中でトップリーダーとして知られています。
そんな丸亀製麵にも、売り上げが伸び悩んでいた時期がありました。
そこから客数増に転じ、現在の人気を維持するようになったストーリーをお伝えします。

ある時、多くのフェアを開催してもなかなか売り上げが芳しくない状態が続いていた丸亀製麵は新たな戦略を練ることにしました。
丸亀製麵には「手作りの麺をその場で⾷べてもらう」という一貫したコンセプトがありました。
このコンセプトにはブレがなく、丸亀製麵の経営陣は⾃分たちが何をやりたいのかがわかっている状態でした。

そこでCEOは「丸⻲製麺の本質的価値をブランドにすれば、まだまだトップラインを伸ばせるだろう。」と考えました。
フェアにはリピーターを獲得する効果がありますが、新規顧客を呼び込むのにフェアは不向きとされます。
新商品などを期間限定で押し出すフェアは、トッピングで目先を変える手法です。
すでに丸⻲製麺の美味しさを知っているリピーターを呼び戻すことはできても、
うどんそのものを⾷べるかどうかで迷っている新規顧客に対する効果は薄いのです。

それよりも、丸⻲製麺の魅⼒の原点、「手作りのうどんの美味しさ」を押し出した方が顧客増加に繋がる、とCEOは判断しました。
そして「手作りうどんの美味しさ」を売り出しているうちにわかったことがありました。
それは丸⻲製麺のこだわりである「⼿作り」は、思っていたほど顧客には伝わっていないということでした。
ならば尚更この魅力を伝える努力をしなければならない、ということで丸亀製麵は「打ちたて、生のうどん」という手作りの部分を
大々的に宣伝するようになりました。

すると、2019年5月に、16ヵ月連続で前年割れを続けていた既存店客数がついにプラスへと回復したのです。
宣伝する事柄の見つめ直しと、顧客にそれが伝わっているかどうかの調査によって丸亀製麵は見事な復活を遂げました。

こんにちは、Buddieateの周です。
今日は、現代職業論の中でも特に注目されている「組織論」についてお話しします。
最近のビジネス環境は急速に変化しており、
これらの変化は、組織の構造や働き方、リーダーシップスタイルに大きな影響を与えています。

かつてのビジネスは、階層的で固定的な組織構造を特徴としていました。
しかし、現在では、フラットな構造やアジャイルなアプローチが求められています。
このような変化は、テクノロジーの進歩、リモートワークの増加、
従業員間のコラボレーションの必要性の高まりから来ています。

組織内コミュニケーションは、デジタル化の波によって大きく変わりました。
オープンで透明性のあるコミュニケーションは、チームワークとイノベーションを促進します。
また、継続的なフィードバックは、従業員が自己成長できる環境を作り出します。

今日のリーダーシップは、単にチームを率いるだけでなく、
チームメンバーを助け、育成する役割を担っています。

これは、権限の委譲やチームの自律性への信頼を意味し、
また、多様な才能を尊重し、それを組織の目標達成に活用することを意味します。

組織と個人は共に成長する必要があります。
これには、従業員のキャリア開発をサポートし、個人の目標と組織の目標が調和することが重要です。
また、ワークライフバランスの追求や継続的な学習機会の提供も不可欠です。

現代の組織論を理解することは、ビジネスリーダーや従業員にとって非常に価値があります。
変化するビジネス環境において、柔軟で革新的な組織が成功を収めることができるのです。
このような組織では、個人が才能を発揮し、成長を続けることができます。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「メルカリの持つ魅力」についてお話します。

フリーマーケットアプリの「メルカリ」は今や人々の定番アプリとなっています。
実は、メルカリのビジネスモデルは世界的には珍しいものなのです。
メルカリにはAmazonなど他のマーケットアプリが持たない機能があります。
それは、「一品一品への細かな対応」です。メルカリには各ジャンルの限定品も置かれています。
時には「世界に一つだけの商品」も買うことができます。これはフリーマーケットアプリならではの機能です。

また、メルカリには「買う喜び」と「売る喜び」があり、そのふたつを循環させるゲーム性があります。メルカリで商品を買う側の人は、「欲しかったもの」をピンポイントで購入できる喜びを享受できます。
また売る側は、自分が売れると思って出した商品が売れると思って付けた値段で売れた時に、
快楽的とも言える喜びを得るといいます。
メルカリでも、特定のモノというよりはこれまでこのブログに書いてきた「体験」が魅力になって人々を惹きつけているのです。

スタッフの原です。
前回は利用者と運営者視点からみたオンラインサロンのメリットとデメリットについて紹介しました。
今回はオンラインサロンの具体的な始め方について紹介しようと思います。
オンラインサロンには二つの始め方があります。

一つ目は一から自分でオンラインサロンの仕組みを用意する方法です。
これには主にオンラインサロンを行うコミュニティツールと決済ツール、申し込みのフォームを自分で用意する必要があります。
具体的にはInstagramなどのアプリを用いる方法があります。
Instagramのダイレクトメッセージ機能などを用いて申し込みなどを行い、
サロン自体はライブ配信機能やアンケート機能などを用いて行います。
またInstagram以外にもFacebookやslackなどのアプリを用いることも可能です。
さらに決済にはpaypalなどを用いるのをお勧めします。
ただしpaypalを用いて会員の定期支払を行うためにはビジネスアカウントを作る必要があります。
このように一からオンラインサロンを始める場合、運営のために大きな手間がかかるデメリットがありますが、
比較的初期費用などの面ではコストを抑えることができます。

二つ目はオンラインサロン向けのプラットフォームを利用する方法です。
この場合決済などの運営にかかわる基本的なシステムを任せることができるため手間を省くことができます。
ただして高い手数料を払う必要があったり、プラットフォームによっては利用するにあたって審査が必要になる場合があります。
プラットフォームの具体例としてはDMMオンラインサロンが挙げられます。
これは大手企業のDMM.comが運営するプラットフォームで、利用人数も知名度も高いという特徴があります。
サポート体制も万全であり、初めてオンラインサロンを始める人にはお勧めのプラットフォームです。

このようにオンラインサロンは様々な方法で始めることができるため自分に合ったものを選びながら始めることをお勧めします。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週はUSJの入場者数が右肩下がりになっていた要因と、
当時のマーケティング責任者だった森岡毅さんが高い集客力を期待できるハリーポッターエリアを2014年に導入することを決断したことをお話ししました。
今週はハリーポッターエリア開業前にどのようにして来場者数を伸ばしたのかについてお話ししようと思います。

先週も軽く触れましたが、ハリーポッターエリアを導入するためには450億円という莫大な金額がかかるため、
それ以外の事柄に大金を投資することはできませんでした。
そのため限りなく少ない予算で2011年から2014年までの期間入場者数を伸ばさなければならなかったのです。

まず2011年はUSJの10周年となる年であり、
USJも事前に入念に準備し万全の状態でイベントがスタートした数日後に、
東日本大震災が起こってしまいました。その結果日本全体が一気に自粛ムードとなってしまい
日本中のテーマパークに人が来なくなってしまいました。

そこで森岡さんはテーマパークに遊びに行くことを肯定してあげる必要を感じ、「関西から日本を元気に」というコンセプトに、
関西に住む大人一人につき子供一人分の入場料をタダにするという策を打ち出します。
その結果USJにお客さんを呼び戻すことに成功しました。

次に2011年の夏には「ワンピース」を大々的に宣伝しました。
USJは2005年から映画以外のキャラクターイベントを行っていました。
その一つにワンピースのショーもありました。しかし映画のテーマパークというコンセプトから、
世間にあまり認知されず細々とやっているだけでした。

ワンピースという作品は単行本だけで4億冊以上売り上げており、世界中にファンがいる作品です。
そこで森岡さんはワンピースショーを徹底的に宣伝することでワンピースファンをUSJに呼び込もうと考えたのです。
しかも元からやっていたショーを少し変えるだけなのであまりお金もかかりません。
結果は森岡さんの予想通り、USJに全国からワンピースファンが押し寄せました。

そして2011年の秋には今となっては定番となっているハロウィーンイベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」を開催しました。
もともとUSJは昼間にハロウィーンパレードを行っていましたがその集客効果はせいぜい7万人ほどで、イベントとしては赤字でした。
そのため黒字にするにはどうにかしてよりたくさんの来場者を獲得しなくてはならなかったのです。
そこで森岡さんはターゲットを絞り、若い女性がストレス発散に思いっきり叫べるイベントを開催すればよいのではないかと考えます。
そしてパーク内に何百体ものゾンビを放ち、パーク全体をお化け屋敷のようにしてしまう「ハロウィーン・ホラー・ナイト」が始まったのです。

このイベントも従業員がボディペイントや特殊メイクでゾンビの姿になるだけで、
あとはパークの照明を暗くすればよいだけなのであまりお金がかかりません。

さらにその年の冬は世界最大のクリスマスツリーを作り、人々の興味を引くことに成功します。
世界最大のクリスマスツリーと聞くと結構お金がかかりそうに聞こえますが、
よくよく考えてみるとギネス記録を持っているクリスマスツリーより少し高く作ればよいだけなので意外とお金がかからないのです。

こうして2011年は前年よりも100万人以上多い来場者数を記録しました。
翌年の2012年には以前から工事を進めていたエルモ、スヌーピー、ハローキティもメインにした「ユニバーサル・ワンダーランド」がオープンします。これによりUSJの家族に弱いという弱点も解消しました。
結果家族層の入場者数が25%アップし、年間入場者数も前年からさらに100万人以上増加しました。

さてここまで順調に来場者を伸ばしていったUSJですが最大の問題は2013年にやってきます。
それは一体何なのかは来週お話ししようと思います。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの周です。
前回、若者の創業に関する光と影を取り上げました。
そして、今回は、その続きとして、若者が創業を考える際の「基本」と「やるべきこと」について深掘りしていきたいと思います。

まず、創業の際に最も重要とされるのが、
自分の「ビジネスアイディア」を明確にすることです。何のためのビジネスなのか、どんな価値を提供するのかをしっかりと考え、
それを中心に全てを進めていく必要があります。

そして、そのアイディアが実際の市場で受け入れられるのかを知るために、
市場調査を欠かすことはできません。競合他社の動向をチェックするだけでなく、
自分のターゲットとする顧客層のニーズや要望もしっかりと掴むことが大切です。

次に、そのアイディアと市場のニーズを元に、具体的なビジネスプランを策定します。
この段階で、資金の計画や経営方針など、具体的な戦略を練ることが求められます。

しかし、これだけでは成功への道は開けません。
創業には、さまざまな「やるべきこと」が山積しています。
特に、若い起業家にとって、経験や知識が不足している場合が多いため、
経験豊富なメンターや先輩起業家からのアドバイスを積極的に求めることが大切です。
また、ビジネスは人とのつながりが非常に重要となるため、
業界のイベントやセミナーに参加し、ネットワークを広げる努力も必要です。

そして、創業の大きな壁となる「資金調達」。
これには、クラウドファンディングやエンジェル投資家、
ベンチャーキャピタルなどの方法を探求することが求められます。
最後に、経験や知識の不足を補うために、
ビジネススクールやオンライン講座などを利用して学び続ける姿勢が不可欠です。
若者が創業する道は容易ではありません。
しかし、基本をしっかりと押さえ、一つ一つの課題を確実にクリアしていけば、
新しい未来を切り開くことができるでしょう。挑戦する全ての若者たちに、成功を祈っています。