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2024/11/21(THU)

スタッフブログ

透明飲料ブームとはなんだったのか

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週は透明飲料ブームについてお話します。
皆さんは数年前にアサヒやサントリー、コカ・コーラなどがこぞって透明な飲み物を販売していたのを覚えていますか?一時期は透明なコーラや透明なカフェラテなど実に様々な飲み物が透明になっていました。しかし、最近ではコンビニ、スーパーなどでこのようなドリンクをめっきり見かけなくなりました。透明飲料はなぜ一時代を築き、そしてなぜブームが衰退してしまったのでしょうか?

透明飲料ブームの火付け役になったのは、「いろはす」や「サントリー天然水」といったミネラルウォーターにみかんや桃といった果物やヨーグルトの味をつけた「フレーバーウォーター」であるといわれています。特に、2015年に発売された「サントリー ヨーグリーナ&南アルプスの天然水」はフレーバーウォーター市場過去最速で累計販売数量1,000万ケース(2億4000万本)を達成しており、この時点で透明飲料の市場はある程度確立されたと思われます。その後は、レモンティーやミルクティー、極めつけはノンアルコールビールまでもが透明になって発売されました。

透明飲料がヒットした要因として「人目を気にせず好きなものを飲むことができる」という点が挙げられます。「職場でお茶・水・コーヒー以外の飲み物を飲むのは不適切だ」と考えている人々が当時は一定数いました。そのため、ラベルをとってしまえばただの水とにしか見えない透明飲料は「オフィスでジュースを飲むのは体裁が悪い」と考える人のニーズを満たしていたのです。私の通っていた中学には部活の大会に持っていける飲み物はお茶・水・スポーツドリンクだけというルールがありましたが、友達はよく「いろはす みかん」のラベルを剥がして飲んでました。

そして、その通常の飲み物には無い透明飲料独自の特徴がブームの衰退の原因でもあります。コロナ禍によりオフィスに出勤する機会が減り、リモートで仕事をする機会が増えたことで、真に人目を気にせず好きなものを仕事中に飲むことができるようになったのです。こうなってしまっては、「人目を気にせず好きなものを飲むことができる」という透明飲料の強みも意味をなさなくなり、結果として透明飲料ブームは衰退してしまいました。

ちなみに、日本では年間1000を超える清涼飲料水の新商品が発売されているそうです。この中から、定番商品になることができるのはほんの一握りでしょうから、清涼飲料水の裏には非常に過酷な開発競争があるのでしょう。

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