コラム
こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。本日は「テレビCMの流れる時間帯」についてお話します。
テレビCMを見ていると、どの時間帯にも流れるものも、特定の時間帯や番組の合間にしか流れないものもあることに気付きます。テレビCMが流れる時間帯には広告の効果を最大化するために重要な意味があります。これからテレビCMが流れる時間帯の名称とそれぞれに適したCMについてお伝えしていきます。
まず、CM放送の時間帯を全く指定しない方法を全日といいます。時間指定がないため、CMを放送するための単価が最も安くなる方法とされています。低コストのためか、全日でCMを放送している企業が最も多いといわれます。この方法は、特にターゲットを絞らず幅広い世代にCMを見て欲しいと思っている場合に適しています。CMは何度も見てもらうと認知度が高まり、広告としての効果が発揮されるため、放送数を多くしたい場合に採用されます。具体的なジャンルとしては食品、薬品、洗剤といった日用品など、生活をする上で誰もが必要とする製品やサービスのCMは全日が最適であるといえるでしょう。
平日の夜と土日の全ての時間帯に放送することを逆Lといいます。時間帯を取ると逆Lの字に見えるという理由でこの呼び名がつきました。逆Lで放送するCMのターゲットは成人した男女、社会人や学生などの若い世代です。逆Lの時間帯には自動車、アルコール飲料、家電、映画などのCMが多く見られます。
次に、平日の朝と夜、土日の全部の時間帯はコの字と呼ばれます。逆Lと同様に、成人した男女、働く人や学生などをターゲットとする場合に適しています。逆Lと異なる点としては、朝の時間帯にも放送するため通勤通学前の時間帯に見てもらえるということです。多くの人は通学・出勤前も帰宅後も同じチャンネルを見ていることが多いです。朝と夜ともに同じCMを見てもらえるため、認知度の高まりが期待できます。また、家を出る前に見るテレビ番組には情報番組などが多いです。このような番組は録画されることが少なく、飛ばし見したり、チャンネルを変えたりすることも少ないため、番組を見ている人々にCMを見てもらえる可能性が高いです。そういった意味でも朝に放送するCMは効果的であるとされます。
テレビCMの効果を最大発揮させるために、放送する時間帯は深く考えられているのです。何故か頭に残っているCMはどの時間帯によく見るのか、思い出してみると今日の話の内容もより納得できるのではないでしょうか。