コラム
皆さんこんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は会社をより大きく伸ばす方法として主に、強みを生かして事業多角化することと、
強みをさらに伸ばして専門分野に特化することの2つの方法があることをお話ししました。
今回は事業多角化することのメリット、デメリットについてお話していこうと思います。
事業多角化の事例としてセブンイレブンが金融事業「セブン銀行」を始めたことなどが分かりやすいのではないでしょうか。
事業多角化の代表的なメリットとして収益の増加、
外部環境の変化に対するリスクの軽減、
シナジー効果の発生が挙げられます。
特に新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻などが起こった現在では、
外部環境の変化に対するリスクの軽減は非常に大きなメリットだと私は思います。
反対に主なデメリットとしてコストがかかってしまうこと、
経営が非効率になりやすいことが挙げられます。
新規事業立ち上げ直後は一定の投資が必要です。
また各事業で個別に発注すると、大量発注によるコストカットができなくなってしまう可能性があります。
特に今までの事業とは全く異なる市場に進出した場合は、経営資源のロスが大きく、経営が非効率になりやすくなります。
事業多角化するうえで大切なことは
①入念なマーケティング活動をすること、
②既存の事業をおろそかにしないこと
③はじめは少額の投資から始めること
です。
私が過去に携わらせていただいた会社ではアンケート調査や出店予定地の客層、
近隣市区町村からのアクセスなどを調べていました。
また、新規事業に力を入れすぎて既存事業が衰退してしまっては本末転倒です。
そのためにもまずは小規模な投資から始めて、
事業の様子を見ながら少しずつ投資額を増加していくことが大切なのではないでしょうか。
来週は専門分野に特化することのメリット・デメリットについてお話していこうと思います。