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2024/07/13(SAT)

スタッフブログ

【ネット広告でいいのでは?】電車内広告の効果の秘密

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今回は電車内広告の効果について考察していきます。

皆さんは電車に乗っている時間をどのように過ごしていますか?私は今では本を読んで過ごすことがほとんどですが、小学校の低学年ぐらいまでは電車内のモニターに映るCMやクイズ、天気予報などをずっと眺めていました。
そんな電車内の広告(以下交通広告)もスマホの普及に伴って数を減らしており、2021年には週刊文春と週刊新潮が車内の中づり広告を終了しました。

このような状況でも、電車内には結構な数の広告を掲載されています。電車内に広告を掲載している企業はなぜ、数ある広告媒体の中から電車内の広告に目を付けたのか不思議ではありませんか?交通広告に割いている予算をネット広告に回すという選択肢もあるはずです。この疑問について、JR東日本のデータから考察していきます。

まずは広告到達率についてです。広告到達率とは調査対象広告を掲出期間内に「見た」または「見たような気がする」と回答した人の割合です。交通広告の広告到達率は中づり、まど上、ドア横など掲載場所によって変化しますが、おおむね45~50%程となっています。山手線の1週間の当たりの利用者数は2021年のデータでは1581万人にのぼり、広告到達率を掛け合わせると1日当たり90万人ほどに広告が認知されるという結果となります。

次に広告に対する印象の調査結果を見てみましょう。「しつこい/深いに感じる」「わずらわしい/邪魔に感じる」という項目に対して「はい」と答えた割合はネット広告で24%、テレビCMで10%に対して交通広告はおよそ5%という結果になっています。このことから、交通広告はテレビCMやネット広告と比べてネガティブな印象を与えにくいということがわかります。一方、「つい見てしまう」という項目に対して「はい」という答えた割合はネット広告で15%、テレビCMで26%に対して、交通広告は30%という結果となっており、交通広告はネット広告の2倍ほど見られやすいということがわかります。

単純接触効果と呼ばれる現象はご存じですか?単純接触効果は人々が同じものに繰り返し接触を重ねることで、そのものに対して好意的な態度が形成されるという現象です。交通広告にも単純接触効果が成り立っていることが考えられます。電車の利用者の一定数は通勤・通学などでほぼ毎日特定の路線を利用することになり、よって毎日同じ広告を見ることになります。それにより単純接触効果が発生し、広告自体そして広告で宣伝している商品に対して好意的になるのではないでしょうか。先ほどの引張の調査結果でネガティブな印象が少ないことも単純接触効果が発生したと考えれば一つの説明になります。

よって、私は毎日同じ人に確実広告を見てもらうことで、商品に対する好感度を上げてもらうために電車内に広告を掲載していると考えます。

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