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2024/07/28(SUN)

スタッフブログ

【10年で2倍】ガチャガチャの市場規模成長の理由

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。本日は「日本国内におけるカプセルトイブームの主要因」についてお話します。カプセルトイは、「ガチャガチャ」と呼ばれ、50年以上前に日本に導入されて以来多くの人が楽しんできました。そんなカプセルトイの市場規模は2012年から2022年の10年間で2倍以上に成長しました。今回はその理由や関連する事柄についてお話ししていきます。

近年のカプセルトイ市場の拡大の要因はカプセルトイ専門店の登場であるとされています。確かに、大きなショッピングモールで多様なお店が立ち並ぶ中、専門店としてカプセルトイだけが並んでいるスペースをここ数年で見かけるようになったように思います。最近までも若干子供向けのイメージが強かったカプセルトイでしたが、他のお店の隣に並ぶ専門店の形をとったことで、自然に足を踏み入れやすくなり大人だけで楽しむハードルがぐっと下がりました。

また専門店の登場に並ぶブームの要因として「女性ファンの増加」が挙げられています。カプセルトイが女性人気を得たきっかけとされているのが、2012年の「コップのフチ子」の大ヒットです。その名の通りコップのふちに置ける女性のフィギュアはこれまでのカプセルトイのファンではなかった若い女性を中心に好評となりました。2012年という、SNSが世に浸透し始めた時期であったこともこのブームに貢献しているとされます。

このようにして、かつては子供向け玩具の販売方法のひとつに過ぎなかったカプセルトイは、ゲーム市場と同様に幅広い層の支持を獲得しました。しかしカプセルトイがカルチャーとしてこれほどまで盛り上がった国は日本以外にあまり見られません。日本でカプセルトイが盛り上がった理由は、当然漫画やアニメといったカルチャーの土壌が整っていたという部分も大きいですが、そこへ「コレクション好きな国民性」、「カプセルトイの成す低コスト/高クオリティの両立」、「形態の自由度の高さ」ということが上手に重なったことがファンの絶えない理由と考えられます。
クリエイター側はこれを充分に理解した上で、何が多くの人々に刺さるのか、何をしたら強いインパクトを与えられるのか、SNSで話題になることができるのかと試行錯誤を重ねています。月に400もの新商品が生み出される短期大量競争のなかで生き残るために、製作者はマスを狙いつつもこだわりを持ちながらアイデアを練っています。そうして今日も新しいカプセルトイが生まれ、ブームが続いていくのです。

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