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2025/04/07(MON)

スタッフブログ

製品・ブランド事例研究

はとバスツアーの戦略

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。 今週は、はとバスツアーの戦略についてお話します。
はとバスの定期観光バスは1949年「東京半日Aコース」から始まりました。その後、経済成長の波に乗ってレジャーブームが到来し、はとバスツアーのラインナップも増えていきました。特徴的なコースとして、1956年には周遊に加え観劇を加えた「観劇Hコース」、1958年には空から東京を観光する「陸海空立体Lコース」の運行が始まりました。

現在でも、はとバスツアーの多くは東京観光のコースとなっています。そのため、関東以外の地域に住む方が多く利用することが考えられます。私自身、東京出身なのですが、はとバスツアーは私には関係ないモノだと考えていました。しかし、はとバスツアー利用客の4割は関東圏の方が占めているのです!東京から近いエリアに住んでいる方や、東京在住の方がこれほどまではとバスツアーに参加するのはなぜなのでしょうか?

はとバスツアーの東京観光コースには半日・短時間コースなるものがあります。これらのコースは最短1時間から観光することができます。そのため、別の用事がある方でもスキマの時間で観光を楽しむことができます。
さらに、はとバスツアーは単なる観光サービスにとどまらず、顧客のニッチな需要を満たすことで高い満足度を獲得しています。例えば、東京都内に住む方の中には、普段あまり車を運転しない、あるいはそもそも車を所有していない方も多くいます。そうした方々にとって、首都高速道路からの景色をゆっくりと楽しむ機会は意外と少ないものです。
はとバスは、その点に着目し、夜景ツアーや昼間のパノラマ観光ツアーなど、首都高速を利用するルートを組み込んだプランを提供しています。たとえば、「東京タワーとレインボーブリッジ夜景ツアー」では、ライトアップされた東京の街並みを高い視点から楽しむことができます。これにより、普段は地下鉄やバス移動が中心の都民にとっても、新鮮な体験を提供できるのです。

加えて、はとバスはコースの種類を非常に豊富に用意することで、リピーターの獲得にも成功しています。観光名所を巡るスタンダードなツアーだけでなく、グルメツアーや期間限定イベントに合わせたツアー、さらには体験型ツアーなど、何度利用しても飽きさせない多様なラインナップが用意されています。たとえば、老舗レストランを巡るグルメツアーや、東京の最新スポットを回るツアーなど、興味に応じて選ぶことができるため、一度利用した人が「次は別のコースに参加してみたい」と思える仕組みが整っています。

このように、はとバスツアーは「普段体験できない景色や雰囲気を楽しむ」「豊富な選択肢で何度でも楽しめる」という付加価値を提供することで、多様なニーズに応えているのです。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

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