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2024/28/06(FRI)

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イースターが日本でイマイチな理由

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皆さんこんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週は日本におけるイースターについてお話しします。

皆さんは「イースター」という行事をご存じですか?イースターとは復活祭ことで、十字架にかけられたキリストが3日後に復活したことを祝うお祭りです。キリスト教にとってクリスマスと同じくらい重要な行事であり、2021年のアメリカでのイースター関連の支出総額は216億ドルに上り、同年のハロウィンの支出総額である101億ドルと比較するとその重要度がよくわかります。

日本でもイースターはテーマパークのイースターイベントなどにより認知度は高いのですが、ハロウィン・クリスマス・バレンタインのようには定着していません。なぜ日本ではイースターが定着していないのか考察してみましょう。

まず考えられるのは、他の行事と異なりイースターは決まった日付を持っていないことです。イースターは毎年「春分の日の後の最初の満月の後次の日曜日」と決められています。そのため去年は4月9日、今年は3月31日、来年は4月20日といったように毎年日付が異なります。他のイベントのように明確な日付を持っていないため、クリスマスなら12月25日、ハロウィンなら10月31日といったように記念日マーケティングをやりづらいことが考えられます。
次に、春は年度の切り替わりの時期であることも要因の一つだと考えられます。送別会や歓迎会などのイベントが集中しており、さらには進学や就職で新生活を始める人もいます。そのような時期ではなじみのない海外のお祭りを楽しむ余裕のある人は限られてしまいます。
さらに、大人が楽しめる要素が少ないということも要因だと考えられます。ハロウィンなら仮装、クリスマスはパーティーといったように他の行事では大人も楽しむことができるイベントが存在します。一方、イースターはエッグハントやエッグレースといった子供向けのイベントが多く、大人が楽しむことができる要素が少ないため市場が発展しにくいということも考えられます。

特に日本には桜という季節を代表するものがあり、そこに海外のお祭りを定着させるということは非常に難しいことなのでしょう。しかし卵やウサギのモチーフは魅力的であり、大規模な行事として定着しなくても期間限定商品といった形なら十分定着する可能性があるのではないかなと思います。

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