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2024/10/24(THU)

スタッフブログ

オーディオブックの市場動向

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週はオーディオブックについてお話します。
皆さんはオーディオブックをご存じですか?オーディオブックとはナレーターや声優が書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称です。オーディオブックは本を「読む」のではなく「聴く」ため、家事やウォーキングなどをしている間でも本の世界を楽しむことができることが特徴です。

アメリカでは移動に乗用車を使用することが多く、CDやカセットの持ち運びが容易であったため20年以上前の早期から大きな市場を確立しており、2019年時点での調査によると12歳以上のアメリカ人の5割がオーディオブックを聞いたことがあるという結果となっています。また、2021年の全米出版市場におけるオーディオブックのシェア率は6.9%で電子書籍の9.2%に迫っています。

1995年にアメリカで開始し、2015年には日本でもサービスを開始したアマゾン傘下の「Audible」は2022年1月から2023年5月までの16か月間で会員数が67%も増加するという大躍進を遂げました。「Audible」の大躍進の背景には、ここ数年間のコンテンツの充実があります。
「Audible」は村上春樹、池井戸潤といったベストセラー作家の作品を人気俳優・声優が読み上げたコンテンツを毎月のようにリリースしています。このようなコンテンツにより、作家のファンだけでなく俳優・声優のファンも会員となっています。さらに、「Audible」では新作を旬のうちに配信することもあり、昨年は4月に本屋大賞を受賞した「汝、星のごとく」と7月に芥川賞を受賞した「ハンチバック」を受賞発表とほぼ同時に配信されています。

「Audible」はオーディオブックの他に「ポッドキャスト」と呼ばれる、トーク番組や教養系コンテンツ、長編ラジオドラマなども配信しており、オーディオブック以外のオリジナル音声コンテンツの拡充も図っています。これらのコンテンツは評価が高いものが多く、オーディオブックに関心がなかった人も引き付けています。

最後に、「Audible」ではオーディオファースト作品という取り組みをしています。これは、書籍の発売前にオーディオブックを先行公開するというものです。今までに西尾維新や三浦しをんといった作家たちの書下ろし作品が提供されています。

「Audible」は聞き放題になったことで会員の利用時間が大きく増えており、2023年における1カ月1人当たりの新規オーディオブック利用数は4冊程度となっています。同年、文化庁が行った「国語に関する世論調査」によると1カ月に本を全く読まない人と1・2冊読む人が全体の90.2%となっているため「Audible」会員は現代おいてかなりの読書家といえるでしょう。

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