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2024/28/06(FRI)

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カラオケ「まねきねこ」から学ぶ、持っているモノを有効活用する視点

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皆さんこんにちは、Buddieateスタッフの石堂です。今週はカラオケ「まねきねこ」の大躍進についてお話します。
「まねきねこ」は郊外ロードサイクル型を中心に都市型店舗も加え、現在全国に630店舗以上を展開しています。「まねきねこ」がこれほどまでに全国展開することができたのはなぜなのか?その理由を3つご紹介します。

1つ目は、居抜き出店を中心とする出店戦略をとっていることです。「まねきねこ」は閉店した個人経営のカラオケ店を居抜きで改装し出店しています。そのため、出店費用を建築出店の2割以下に抑えることが可能なため、次に紹介する低価格設定が可能となっているのです。

2つ目は、「ゼロカラ」、「朝カラ」といった「既存業種新業態」と呼ばれる経営戦略をとったことです。「既存業種新業態」とはカラオケという既存のコンテンツに新たな価値を付加したり、異なる客層に軸足を移すことで新たな余暇の楽しみ方を提供するということです。「ゼロカラ」とは高校生を含むグループで代表者が学生証を提示すれば、全員ワンオーダーで質量が無料になるというサービスです。カラオケ業界では高校生客が減少していましたが、「ゼロカラ」の実施により「まねきねこ」では高校生客の回復だけでなく、高校生を含めた家族客の増加に成功しました。もうひとつの「朝カラ」とはシニア層を狙ったもので、午前11時までに入室すれば昼の12時まで、誰でも30分10円で利用できるサービスです。「朝カラ」の実施によりシニア層という新たな需要の創造に成功しました。

3つ目は「まねきねこ」独自の機器である「すきっと」を導入していたことです。カラオケメーカーは寡占化が進んでいて、大手2社の第一興商とエクシングが市場を二部している状況です。そのようなカラオケの画一化が避けられない状況の中、独自開発の「すきっと」の導入によりオリジナリティを獲得しました。「すきっと」にはスマホから選曲や自作の曲や動画をアップして歌える機能が備わっていました。

このように元からあるモノを有効活用し、競合店との差別化や新たな需要の創造によってカラオケ「まねきねこ」は地方の郊外店中心から首都圏へ一気に進出することができたのです。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

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