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2024/28/06(FRI)

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カレーハウスCoCo壱番屋の経営戦略

カレーハウスCoCo壱番屋の経営戦略の画像

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「カレーハウスCoCo壱番屋の経営戦略」についてお話します。
カレーハウスCoCo壱番屋(以下:ココイチ)は多種のメニュー、辛さ、ライスの量、トッピングを自由に組み合わせる「マイカレー」スタイルが人気のカレーチェーン店です(ちなみに店名の由来は「カレーならココ一番や!」であるそうです)。
ココイチは2013年に店舗数が世界一多いカレーレストランのチェーンとして、ギネス世界記録に認定されています。

国内の他店と比べても独走状態のココイチは、どのようにしてその地位に立っているのか、その理由をお伝えします。

1つ目の強みとして、調達力が挙げられます。
「原材料の調達」はカレー店チェーンにとって大きな課題です。
カレーの原材料であるスパイスは、基本的に海外で生産されています。
しかしスパイスの生産国の多くは政治や経済が不安定であることが多く、日本のチェーン店が直接輸入するのは困難なのです。
そのため伝統のあるスパイス商社と契約できなければ、チェーン展開は難しいとされます。
株式会社壱番屋(以下:壱番屋)は、当初からスパイス商社のハウス食品と取引をしており、
さらにはハウス食品に株も渡して資本関係にもありました。
つまり早期からハウス食品と関係を構築していたことで、
第一の壁である「原材料の調達」問題をクリアしていたのです。これは大きなリードです。

2つ目の強みは生産能力です。ココイチのカレーソースは比較的シンプルなので、集中調理向きです。
そこで壱番屋は、株式会社設立翌年の1983年にセントラルキッチンを完成させました。
さらに生産設備への投資を続け、複数のセントラルキッチンを作りました。
1999年の段階で、すでに1,200店舗まで対応可能な生産能力を有していました。
積極的な設備投資により、多店舗展開の土台を早期に作り上げていたことが独走状態になれた1つの要因となっています。

3つ目の強みは開発力です。ココイチが老若男女の人気である要因は、やはり豊富なトッピングと考えられます。
現在はおよそ50種類と非常に豊富なメニューから選ぶことができます。
これだけのメニュー数があれば飽きられてしまうこともなく、また全ての層に楽しんでもらうことができます。
これほど豊富なメニュー、トッピング、辛さを開発できたことは、
他社の模倣を許さない鉄壁のオリジナリティになっているといえます。

以上の3つが、ココイチが現在の地位を築けた主な要因と考えられます。
早くから全国展開に向けた体制を作っていたことももちろん見事ですが、
売れてからも多種のメニュー開発、
顧客体験のための良質な店内設備・サービスなど揺るがぬトップに相応しいお店であり続けるための努力があることも忘れてはいけません。
またココイチを訪れる機会がございましたら、
ぜひこのことに思いを馳せて、観察してみてください。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

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