コラム
こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「コカ・コーラの経営戦略」についてお話します。
多くの競合他社がある中、何故コカ・コーラは世界で売れ続けているのか、その理由に触れていきます。
コカ・コーラが他と差別化できている点として、「利用シーンでの訴求」が挙げられます。
コカ・コーラは、美味しさよりも楽しさを追及し、コーク界でトップに立ったのです。
そのため、コカ・コーラは共感が得られすいコンテンツに注力しています。
特に大きなスポーツイベントの際は世界中が盛り上がるコンテンツなので、
イベント開催前にCMやインターネット広告で露出を増やすことで、
試合観戦のお供としての印象付けを行っています。
ここで重要なポイントが、「CMで味に一切触れていない」ということです。
そのシーズンやタイミングで開催されているイベントに焦点を当て、
そこでの楽しさや興奮を前面に押し出したCMとなっています。
これで共感を得て、消費者に選ばれる炭酸飲料となっているのです。
また、日本では、2019年に「福ボトル」の施策が実施されました。
受験や卒業シーズンに合わせ、ラベルを勝利祈願などのメッセージ付きに変え、学生の消費を促しました。
これもイベントに焦点を当てた企画で、特定シーズンでの販売に見事成功しています。
また、「福ボトル」は合格祈願のボトルではなく、おみくじ付きのボトルでした。
こうすることで、受験に焦点を絞りつつもターゲットは学生に限定されず、それ以外の消費も維持していたのです。
長きに渡って愛されるブランドとなったコカ・コーラですが、
他との差別化を図るため工夫を凝らした販売戦略をしていたのです。