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2025/07/01(TUE)

スタッフブログ

消費・トレンド分析

プロテイン食品が急成長した要因

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今回は近年私たちの生活の中でますます存在感を増している「プロテイン食品の急成長」についてお話しします。

かつて「プロテイン」といえば、筋トレ愛好家やアスリートが摂取する特殊な栄養補助食品というイメージがありました。しかし今では、コンビニやスーパーで手軽に購入できるプロテイン商品が急増し、幅広い層に受け入れられる一般的な食品カテゴリーとして定着しています。タンパク補給食品の国内市場は2018年で約1,700億円だったのが、2023年には約2,700億円にまで成長しており、わずか5年で1.5倍以上に成長しています。このことからも成長スピードの速さがうかがえます。

このような急成長の背景には、消費者のプロテインに対するイメージの大きな変化があると考えられます。以前は「筋肉を大きくしたい人が飲むもの」「ハードな運動後に飲むもの」といったイメージが根強く、日常的な摂取には結びつきませんでした。しかし近年では、「美容や健康のために必要な栄養素」「不足しがちなタンパク質を補う手軽な手段」として認識されるようになっています。SNSや健康志向の高まりも後押しし、プロテイン=筋肉のためという限定的な認識から、プロテイン=毎日の生活を支える栄養素というイメージへと広がったのです。

特に女性や高齢者の間でこの傾向は顕著で、「美しく引き締まった体づくり」や「健康寿命の延伸」といった目的で日常的にプロテインを摂取する人が増えています。また、手軽に摂取できる飲料タイプやスナック菓子、ヨーグルトなど商品のバリエーションが増えたことで、シーンを問わずプロテインを取り入れやすくなった点も、プロテイン食品の一般化に大きく貢献しています。

そんな中で、国内のプロテイン飲料市場で約8割という圧倒的なシェアを誇るのが、明治の「ザバスミルクプロテイン」です。現在では定番商品として多くの人に支持されていますが、実は発売当初の売上は振るわなかったことをご存知でしょうか?その理由は一般消費者をターゲットとしたことにあります。当時の商品名は「ザバスミルク」であり幅広い層にプロモーションをかけていましたが、購入するのはプロテイン慣れしている層がほとんどでした。そのため、web広告やスポーツジムでのサンプリングなど、ピンポイントでターゲットに届くプロモーションに変更し、商品名もプロテインを前面に打ち出したものに変更しました。そこに、、可処分時間の増加によるスポーツ人口の増加や、健康に不可欠な筋肉量を増やすための筋トレブーム、高タンパクダイエットの人気なども相まって、急速に売上が成長していきました。まさに時代が追い付いた形です。

今後、プロテイン食品の市場はさらに広がっていくと予想されます。新たな食習慣としてのプロテイン。皆さんも、自分のライフスタイルに合わせた形で、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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