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2024/28/06(FRI)

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マックシェイクがあえて飲みにくくされている理由とは

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こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「マックシェイクの飲みにくさの理由」についてお話します。
マクドナルドのマックシェイクは、皆さんも一度は飲んだことがあるかと思います。
そして飲んだ時にいつも、「吸い上げるのが大変で、飲みにくい」と感じたこともあると思います。
実はマックシェイクが飲みにくいことには理由があります。
あの飲みにくさはあえてそのような商品設計がなされているためなのです。

もともとマックシェイクは、モーニングの時間帯の飲み物として開発されました。
発売後、アメリカのマクドナルドが調査を行ったところ「マックシェイクをドライブスルーで買い、朝食代わりに車内で飲んでいる人が多い」ということが判明しました。
自動車社会のアメリカでは多くの人が通勤に車を利用します。
通勤時間はおよそ1時間ほどでしょう。マックシェイクが他の飲み物と同様に早く飲めてしまうと、車内でやることがない時間が生まれてしまいます。
マックシェイクを「運転のおとも」として時間をかけて飲んでもらえるように、
マックシェイクのストローは太く、やや飲みづらくなったのです。

また生活者は、マックシェイクを買うというより、
「車内で時間をかけて何かを食べる・飲む」、「朝食を済ませる」という目的に対価を支払っているといえるでしょう。
これは「生活者は「モノ」ではなく目的を買う」という「ショッピングパーパス理論」に基づいています。
特にアメリカなどでは「目的を買う」という認識が多くなっています。
モノの特徴や与えてくれる効果に注目して、
「自分が何をしたいのか・欲しいのか」を認識しそれに適合したものを選ぶ、という流れが「目的を買う」ということです。いつどこでもモノが買えるようになった時代では、物質的な面以外が注目されるようになるのです。

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