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2024/12/05(THU)

スタッフブログ

マリオがVサインをしなくなった理由

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週はマリオがVサインをしなくなった理由についてお話します。

1985年、ファミコンで「スーパーマリオブラザーズ」が発売されてから、2001年にゲームキューブが発売されるまでの16年間、公式イラストや説明書でVサインをしているマリオのイラストが多く描かれていました。ゲームの中でも、ステージクリア時などマリオの喜びの表現としてVサインが多用されており、「マリオにといえばVサイン」と言えるほど象徴的な要素でした。しかし、ゲームキューブで発売された「スーパーマリオサンシャイン」以降、マリオはVサインをほとんどしなくなりました。

「マリオ=子供向け」というイメージが世間に浸透しつつあったことが、マリオがVサインをしなくなったことに密接に関係しています。当時、PlayStationの台頭などのより「中高生になったら任天堂は卒業」という風潮がありました。マリオも本来、生みの親である宮本茂氏が18歳くらいのお兄ちゃんたちがみんなでわいわいと遊ぶゲームとしてデザインしたキャラクターであるにもかかわらず、子供向けと認識されつつありました。

そのような状況であったため、宮本茂氏は「マリオのVサイン」を禁止しました。この禁止令は「もともと大人でも楽しめる作品がマーケティングの都合で子供向けに色付けされている」という考えに基づいています。宮本茂氏は、マリオは本来幅広い年齢層が楽しめるゲームだったはずなのに、獲得した子供からの人気がいつしか「子供向け」というイメージに変わってしまい、これがゲームの対象年齢を狭めてしまっていると考えました。

そのため、「スーパーマリオサンシャイン」以降のマリオはVサインをしなくなり、宮本茂氏がVサインと並ぶ子供っぽさの原因であるとしたオーバーすぎるリアクションもしなくなりました。近年のマリオの活躍の幅の広がりを考えると、マリオというブランドイメージの修正は成功したといってもよいでしょう。

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