コラム
皆さん、あけましておめでとうございます。
スタッフの石堂です。
今週はキャッチコピーについてお話ししようと思います。
マーケティングにおいてキャッチコピーはとても大切です。
優れたキャッチコピーは意識していなくても人々の記憶に残ります。
例えば、intelがどんな製品を販売しているのか知らなくても、
「インテル入ってる」というキャッチコピーを知っている方は多いのではないでしょうか。
その結果、intelの製品を実際に見たときに興味を抱くことにつながるのです。
他にも企業のブランドの確立にも効果的です。
キャッチコピーを作る際は、まずターゲットを明確にすることが必要です。
ターゲットを絞ることで、キャッチコピーの方向性が定まります。
その時にターゲットが抱えているニーズや悩みも書き出していくとなおよいです。
次に商品の特徴を整理します。商品の強みや、買うことでどのようなメリットがあるのか、
他社商品と差別化している点などをどんどん書き出して行きましょう。
最後にターゲットのニーズと自社商品の特徴を結びつける言葉を考えます。
自社の強みを前面に押し出すのではなく、必ずターゲットのニーズと自社が伝えたいことが結びつくようにしましょう。
そうはいっても、魅力的なキャッチコピーを考えるのは難しいものです。
そこで、魅力的なキャッチコピーを作るコツを紹介します。
1つ目は、短くリズムよくすることです。
くもん、いくもん!(公文教育研究会)
やめられない、とまらない!(かっぱえびせん)
大人も子供も、おねーさんも。(MOTHER2 ギーグの逆襲)
これらのキャッチコピーはとても短く、韻を踏んでいたりとてもリズミカルで印象に残ります。
2つ目は、具体的な数字を盛り込むことです。
やっぱりイナバ100人乗っても大丈夫(稲葉製作所)
1000曲をポケットに。(iPod)
これらは商品の性能の高さを具体的な数字を使ってわかりやすく伝えています。
英語を話せると、10億人と話せる。(ジオス)
一方、このキャッチコピーでは「世界中の人と話せる」とするのではなく、
10億という数字を使うことでインパクトを与えています。
3つ目は、強い表現に言い換えることです。同じ意味を持ちつつ、より強調する言葉にすることで、強く印象付けることができます。
例えば、「おすすめ」を「買わなきゃ損」と言い換えたり、「安い」を「出血大サービス」とするなどがあります。
キャッチコピーは世の中に無数に存在するので、
それぞれのキャッチコピーが何を狙っているのか考えてみるのも面白いと思います。