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2024/28/06(FRI)

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丸亀製麵のブランド再設計とは

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こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「丸亀製麵のブランド再設計」についてお話します。
丸亀製麵は、外食チェーンにおけるうどん業界の中でトップリーダーとして知られています。
そんな丸亀製麵にも、売り上げが伸び悩んでいた時期がありました。
そこから客数増に転じ、現在の人気を維持するようになったストーリーをお伝えします。

ある時、多くのフェアを開催してもなかなか売り上げが芳しくない状態が続いていた丸亀製麵は新たな戦略を練ることにしました。
丸亀製麵には「手作りの麺をその場で⾷べてもらう」という一貫したコンセプトがありました。
このコンセプトにはブレがなく、丸亀製麵の経営陣は⾃分たちが何をやりたいのかがわかっている状態でした。

そこでCEOは「丸⻲製麺の本質的価値をブランドにすれば、まだまだトップラインを伸ばせるだろう。」と考えました。
フェアにはリピーターを獲得する効果がありますが、新規顧客を呼び込むのにフェアは不向きとされます。
新商品などを期間限定で押し出すフェアは、トッピングで目先を変える手法です。
すでに丸⻲製麺の美味しさを知っているリピーターを呼び戻すことはできても、
うどんそのものを⾷べるかどうかで迷っている新規顧客に対する効果は薄いのです。

それよりも、丸⻲製麺の魅⼒の原点、「手作りのうどんの美味しさ」を押し出した方が顧客増加に繋がる、とCEOは判断しました。
そして「手作りうどんの美味しさ」を売り出しているうちにわかったことがありました。
それは丸⻲製麺のこだわりである「⼿作り」は、思っていたほど顧客には伝わっていないということでした。
ならば尚更この魅力を伝える努力をしなければならない、ということで丸亀製麵は「打ちたて、生のうどん」という手作りの部分を
大々的に宣伝するようになりました。

すると、2019年5月に、16ヵ月連続で前年割れを続けていた既存店客数がついにプラスへと回復したのです。
宣伝する事柄の見つめ直しと、顧客にそれが伝わっているかどうかの調査によって丸亀製麵は見事な復活を遂げました。

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