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2024/10/01(TUE)

スタッフブログ

日清食品のCM戦略【ポンポンスポポン】

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。本日は「日清食品のCM戦略」についてお話します。皆さん、日清食品のCMをご覧になったことはありますか。

こちらに今年から放映されている「チキンラーメン」のCMリンクがあります。https://youtu.be/JvSQoTbwnaI?si=-Zmo5jnarfqOEylu
「ひよこあにき」が、癖のあるリズムに乗ってダンスステップを踏み続けているこのCM。このように、ここ数年間の日清食品のCMはとにかくシュールでネタに走ったものが多く、一度見ると忘れられないほど強いインパクトを持っています。日清食品がなぜこのようなCMを制作するようになったのか、調べて考えてみました。

そもそも日清食品の「カップヌードル」や「チキンラーメン」は長年世界中で愛されてきた商品であるため、新規性をアピールするための広告はさほど必要ないように思われます。どちらかと言えば、それらの商品がロングセラーであり続けるために認知度を保つことを目的としたプロモーションの促進が有効であると考えられます。現在のようなユニークでインパクトが強く話題を集めやすいCMはそういった目的で放映されているのでは、と私は考えました。実際に日清食品のブランドマネージャーの方も「商品を深く理解されなくてもいい」といった発言をしており、やはり注目を集め認知度の高さをキープすることが最優先にプロモーションが行われていると窺えます。

シュールでインパクトの強いCM以外にも、話題を集めた例があります。それは2017年からの数年間放映されていた「HUNGRY DAYS」シリーズです。その内容は、「魔女の宅急便」や「ONE PIECE」といった国民的人気を誇るアニメの登場人物たちがもし現代の日本で青春を送っていたら?というものです。漫画家の窪之内英策さんの手によりキャラクターは原作から現代風かつ青春アニメのようなタッチにリデザインされ、BGMにはBUMP OF CHICKENの「記念撮影」が採用されました。錚々たるクリエイター達により作り上げられたこのCMは本格的なアニメーションで短いながらもドラマチックな展開を見せ、特に若者を中心に話題を集め、人気シリーズとなりました。「HUNGRY DAYS」は最初に挙げたCMとは対極のイメージを持ったCMとなっています。この振れ幅の広さも日清食品のCMが消費者の注目を集め続けている要因となっているのかもしれません。

日清食品のCMの目的には消費者間での認知度持続の他に「飽き防止」があります。夏頃になると見られる、カップヌードルに氷を入れて食べる「ICEヌードル」についてのCMがあります。この記事で最初に挙げたCMではチキンラーメンの「たまごポケット」に生卵を落とすと良い、ということを主張していました。これらのCMのように、簡単なアレンジや日清食品の商品をより美味しく食べやすくする方法を宣伝することで消費者が様々な楽しみ方を知ることができ、マンネリ化を防止することができます。

以上、本日は日清食品のCMについてお話ししました。日清食品では日々新たな商品が発売されそれらのCMも作られています。一方で、カップヌードルやチキンラーメンなど既に大衆的になった商品も存在しています。後者の人気を保ち続けるためには、単純に特長をアピールする以外の方法が求められます。前者と後者のCMの違いを観察してみると面白いかもしれませんね。

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