コラム

コラム

Column

2024/28/06(FRI)

Uncategorized

無形サービス価格の機能とは

無形サービス価格の機能とはの画像

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「サービスの価格の機能」についてお話します。
有形製品の価格と、無形サービスの価格は持つ意味が異なります。
そのため、価格設定の時に考えることも違います。

サービスは無形であるため、金額の高低を定める基準が見つかりにくく、
製品よりも価格設定の難易度が高いとされます。
では、サービスの価格を決める時、何を考えれば良いのでしょうか。
「何故、その価格にするのか」の理由を考える時、「サービスの価格が持つ機能」がそのヒントになるかもしれません。

「サービスの価格が持つ機能」には「レベルに対する情報提供」、「ブランドイメージの構築」、「需要調整」、「顧客のスクリーニング」があります。

まず、「レベルに対する情報提供」とは、他の同様のサービスがある中で、
そのサービスがどの程度の位置づけにあるのかを示すことをいいます。
つまり、値段による差別化です。

同類のサービスの中で相対的な価格の大小を作ることでランク付けの意味を成します。

次に「ブランドイメージ構築」とは、例えば低価格ならレベルもそれほど高くない、
高価格なら高いレベルのサービスが提供されるように、絶対的な値段の高低でサービスのブランド価値を作る機能です。

提供するサービスが「高級」に位置づけされて欲しいのか、
あるいは「お手頃」であってほしいのかということを基準に値段を定めます。

「需要調整」は、需要がある時に価格を上げ、少ない時は下げることで利益を安定させたり、
製品とは違いストックができないという特徴があるサービスに適当な値段を付けて売り上げを最大にしたりすることを指します。

前者の方法はホテルの宿泊料金などが例に当たります。
最後に、「顧客のスクリーニング」とは、あえて高い価格設定にして「安い値段を求める顧客層」を排除する機能です。
これによって、サービスを提供する事業者と利用する顧客のミスマッチを防ぐことができます。

私も、高い値段がある種のフィルターのように使えるということを今回初めて知りました。
価格は単純に収益に繋ぐためではなく、戦略的に設定することも時には求められるようです。

価格設定で悩んでいる方は、サービスの価格が持っている機能のうちどれを優先させたいのかということと、
「このサービスは何人の、どのようなお客様に受け取ってほしいか」を価格設定の基準…

ぜひ一緒にCreateしましょう!

お問い合わせ