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2025/05/06(TUE)

スタッフブログ

編み物ブームのきっかけや魅力

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週は、昨今話題となっている「編み物ブーム」について、流行のきっかけ、市場の変化、そして若者が感じる魅力の3点から詳しく解説します。
編み物ブームは以下の3つの要因がきっかけとなっています。

1つ目はコロナ禍によるライフスタイルの変化です。2019年末からの新型コロナウイルス流行で、2020年4月の緊急事態宣言をはじめとした外出制限が人々の行動を大きく制約しました。自宅で過ごす時間が増える中、スマートフォンや動画視聴に疲弊した人々が、手を動かす編み物へと興味を移し始めたことが、ブームの大きな契機となりました。

2つ目は著名人・アイドル・スポーツ選手の影響です。2020年東京オリンピックでは、イギリスのトーマス・デーリー選手が競技の合間に編み物を楽しむ姿が注目を集めました。また、K-POPガールズグループLE SSERAFIMの宮脇咲良さんが自身のブランドを立ち上げるなど、SNS発信を通じて編み物の魅力を広めた著名人の存在も、若年層を中心に始めるきっかけを後押ししています。

3つ目はSNSによる情報拡散です。手仕事を楽しむ様子や完成品をSNSに投稿する“手芸映え”コンテンツが次々に拡散され、フォロワーへのポジティブな刺激となりました。特にXでは2025年1月21日に「編み物ブーム」がトレンド入りするほど話題を呼びましたた。
編み物人気を受け、市場にも変化が現れています。100円ショップでは毛糸が品薄になり、手芸糸メーカー・ごしょう産業も「毛糸の需要が高まり100円ショップで品薄」と公式発表し、生産増加に動いています。手芸店では毛糸売上が例年1.7倍という店舗もありり、『セリア』でも2024年春以降に売上が前年冬比約1.7倍に跳ね上がりました。こうした動きに対応し、手芸店は編み物コーナーを拡大、メーカーは増産に取り組んでいます。世界市場でも編み物ブームが続いており、2023年約300億円の市場が2032年約440億円に拡大すると予想されています。

若者は編み物のどのような点に魅力を感じているのでしょうか?
まず、コスパ・タイパに優れた手仕事という点です。編み物は、少ない材料費でオリジナルアイテムを生み出せるため、コスパに優れています。また、動画を見ながら同時進行できる“ながら時間”としても機能し、タイパも高い点が若者の心を捉えています。

次に自分らしさの表現ができるという点です。色や模様、形を自由にデザインできる編み物は、既製品にはない“世界に一つだけ”の自己表現手段となります。完成品をSNSで共有することでコミュニティが形成され、クリエイター同士の交流も活発です。

最後に、推し活との親和性が高い点です。アニメやアイドルのキャラクターグッズを自作する推し活として小物を編む動きも広がっています。手作りの推しグッズを身につけたり、プレゼントしたりすることで、より深い愛着やコミュニティ内での共感が生まれています。

編み物ブームは、手仕事がもたらす癒やしや達成感、コミュニティのつながりを再認識させるムーブメントと言えます。企業としても、毛糸や編み図、キットの新商品の開発や、ワークショップの開催など、若年層のニーズに応える取り組みが今後ますます注目されるでしょう。ぜひ皆さんもこの機会に編み物の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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