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2024/07/07(SUN)

スタッフブログ

『ヤクルトレディ』のビジネスモデルと社会貢献

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。本日は「『ヤクルトレディ』というビジネスモデル」についてお話します。

「ヤクルトレディ」は、ヤクルト社独自の販売システムです。ヤクルトレディの主な仕事内容は、顧客の家々やオフィスに訪問し、ヤクルト社の商品や健康情報をお届けする、といったものになります。ヤクルトレディというシステムは1963年に始まりました。ある時、高松にあったヤクルト社の営業所が顕著に業績を上げていることが判明しました。
要因を分析したところ、その営業所ではスタッフとして主婦の方々を積極的に採用していたことがわかり、それが高い業績に繋がっているのではないか、ということで他の事業所でも販売スタッフとして主婦の方々を多く採用したところ、見事に売り上げが伸びました。やがてそれが全国の営業所でヤクルトレディとして定着しました。

考えてみると、一般家庭をターゲットにしている訪問販売で、対応する可能性が最も高いのは主婦であると考えられます。そう捉えるとターゲットと同じ立場、主婦であるヤクルトレディがこの販売システムで業績を上げたことにも納得がいきます。ちなみにヤクルトレディが採用されているのは日本だけでなく、アジア諸国や南米地域では現地の主婦たちがヤクルトレディとして販売を行っています。このシステムは日本から次第に広まり、世界全体でのヤクルトレディ総数は8万人以上に達するといいます。

ヤクルト社はヤクルトレディたちが働きやすい環境づくりも手厚く行っています。ヤクルトレディとして働くママを応援したいとの考えから、彼女たちをサポートするためにヤクルト社は全国に約870か所の保育所を設けています。このことからもヤクルト社が続いていくためにヤクルトレディたちがどれほど大切かということが伺えます。
また、ヤクルトレディはヤクルト社の売り上げのみならず、地域住民とのコミュニケーションや安全確認などの役割も果たしています。ヤクルトレディが定期的に訪問していた家庭の新聞受けに新聞が大量にたまっていたことを不審に思い、中に入ってみると衰弱した男性が発見されました。この件では、ヤクルトレディのアクションがあって男性の命が助かったと言われています。

企業活動の要であり、社会や日常の安全にも貢献しているこのビジネスモデルは非常に珍しく、また大変意義のあるものだと言えるでしょう。

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