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2025/06/17(TUE)

スタッフブログ

マーケティング・広告戦略

企業のネットミーム広告の活用事例と注意点

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今回は「企業のネットミーム広告」についてお話します。

「ミーム(meme)」とは、文化的な情報や行動様式が人から人へと模倣され、伝播していく現象を指します。インターネット上では、画像、動画、テキストなどのコンテンツがSNSや掲示板を通じて急速に模倣、改変、拡散される「ネットミーム」として知られています。
例えば、ある画像におもしろいセリフを付け加えたものや、印象的な動画の一部分を切り取ったもの、独特な言い回しのフレーズなどが例として挙げられます。
ネットミームの特徴としては、「強い拡散力」「常に変化する流動性」「ユーモアと共感」などがあり、その流行は短期間で終わる場合もあれば、長く愛され続けるものもあります。

企業がネットミームを活用した成功事例をいくつかご紹介します。
今年の2月下旬には、まだ飛べないメンフクロウの雛が一生懸命走っているように見える写真を元ネタとするネットミーム「エッホエッホ」が大きく盛り上がりました。この盛り上がりのピーク時に大阪・関西万博の公式アカウントはマスコットキャラクターであるミャクミャクが「エッホエッホ」と走っているように見える画像を投稿しました。この投稿には好意的なコメントが多く、「過去一可愛いミャクミャク」「初めて可愛いと思えた」などのコメントが見受けられました。

サントリーは昨年、緑茶ブランド「伊右衛門」の20周年を記念した製品のリニューアルを行いました。それに伴い伊右衛門の「旨みの濃さ」を訴求するためのプロモーションとして、街行く人々に伊右衛門を含む複数のお茶を飲み比べてもらい、「もっとも旨みが濃いと感じるお茶はどれ?」と尋ねる街頭インタビュー形式のWebムービー「いろいろ濃すぎた街頭インタビュー」を制作しSNSを中心に公開しました。このムービーの特筆すべき点は、インタビュー対象者として過去に街頭インタビューで話題となった「ネットミーム」のレジェンドたち(自己防衛おじさん、ビッグウェーブさんなど)が登場している点です。このプロモーションは大きな反響を呼び、公開から4日で計440万視聴を超えるなど伊右衛門の認知度向上に寄与しました 。

企業がネットミームを活用することは、以下のようなメリットが期待できます。
① 話題性の高いネットミームは拡散力が非常に高く、普段リーチできない層への認知拡大につながる可能性がある。
② タイムリーでユーモアのあるネットミームは、ユーザーの興味を引き共感を集めやすく、結果的に「いいね」、コメント、リポストなどのエンゲージメントを高める効果が期待できる。
③ 硬いイメージを持たれがちな企業アカウントがネットミームを上手に活用することで、親しみやすく、人間味のある印象をユーザーに与えられる。

一方で、企業がネットミームを利用する際には以下のデメリットや注意点も存在します。社会問題や差別的な内容を含むミームを活用したり、ミームの文脈を誤解して使ったり、不適切な形で活用すると、ユーザーからの反発や批判を招き、炎上につながる可能性があります。
また、自社のブランドイメージと合わないミームを活用するとブランド価値を損なうリスクがあります。特に、高級感や信頼性を重視するブランドは慎重さが必要です。さらに、ミームによっては、著作権や肖像権が存在する場合があります。無断で利用することで権利侵害にならないよう、注意が必要です。
最後に、ネットミームの流行り廃りは非常に速いため、活用するタイミングが重要です。流行のピークを逃すと、古臭い印象を与えてしまい逆効果になるリスクがあります。

企業や団体も、ネットミームをうまく活用することで認知拡大や親近感獲得などの効果が期待できます。しかし、使い方やタイミングを間違えば炎上やブランドイメージの毀損といったリスクがあることも忘れてはいけません。
「トレンドを素早くキャッチする」「オリジナリティを加えた投稿案をスピーディーに作り、組織内で確認する」などを心掛け、自社のブランドイメージにふさわしい内容で、適切なタイミングに投稿することが成功のカギです。

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