コラム

コラム

Column

2024/28/06(FRI)

Uncategorized

独自の取り組みで集客を伸ばす映画館

独自の取り組みで集客を伸ばす映画館の画像

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週はラジオCMのメリットについてお話ししました。
今週は私の実家の近くにある「立川シネマシティ」というおもしろい映画館をご紹介します。

この「立川シネマシティ」という映画館は1994年にオープンしたシネコンで、
イオンシネマやトーホーシネマズなどのグループには属していない独立した映画館です。
この映画館にはほかの映画館とは大きく異なるところがあります。
それを順番に紹介していきたいと思います。

1つ目は、音響機器にとても力を入れているところです。
シネマシティは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を上映するために数百万円するウーファーを追加購入して設置しました。
そのおかげか、他の映画館では週を重ねるごとに動員数が下がる中、
2週目、3週目と逆に動員数が増加していきました。
また、一流の音響家によって映画ごとに音響機器の設定を行った「極上音響上映」という上映が行われています。
普通の上映と同じ料金で最高の音を楽しめるということでかなり評判が良いです。

2つ目は、アニメの上映に力を入れているところです。
シネマシティでは毎月どこかの土曜日の夜にアニメシリーズを全話一気に「極上音響上映」で上映する「アニオール」という企画が行われています。
もともと立川市は市内にアニメ制作会社があり、
立川の町がモデルになっているアニメ作品があることからアニメとの親和性が高く、
アニメが好きな人も一定数います。そのため、この企画はいつもほぼ満席になるほど人気です。

3つ目は、シネコンにもかかわらず旧作を日常的に上映しているところです。
もちろん最新作をたくさん上映していますが、時期に合わせて様々な「往年の名作」を上映しています。
春休みや夏休みならば、「E.T.」や「BACK TO THE FUTURE」などの子供でも楽しめる映画を、
クリスマスシーズンならば様々な年代のクリスマス映画を上映しています。
私も何度か旧作を見に行きましたが、年配の方を中心に座席が半分以上は埋まっていました。
ちなみに現在は「007」シリーズを一挙に上映しています。

配信サービスが充実し、映画館に行かなくても家で最新の映画を見れるようになった現在、
シネマシティでは「映画館で見る意味」を考えた結果、
音に集中的に力を入れて家では味わうことのできない鑑賞体験を提供しています。
映画館の劇場レンタルサービスや、
ライブの映像を上映中に歓声や拍手を出しながらも見てもよい「応援上映」など新しい映画館の価値、魅力を作り出しています。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

お問い合わせ