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2024/28/06(FRI)

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生活に潜む行動経済学

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皆さんこんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
今週は生活に潜む行動経済学についてお話ししようと思います。

行動経済学とは心理学の知見やデータを採り入れて、経済現象を分析する学問のことです。
20世紀の終わりから21世紀の始まりにかけて急速に発展しました。

言葉だけ聞くと、難しそうで私たちの生活とは縁がないように思われるかもしれませんが、
実は私たちの消費行動の背後には行動経済学が潜んでいるのです。
これから、その具体例を4つご紹介します。

1つ目は、プロスペクト理論です。
これは人は損失に対して過大に評価する傾向があり、
実際の損得と心理的な損得が一致しない場合があるというもので「損失回避性」とも呼ばれます。

「先着○○名限定」「〇日まで半額」などの今買わないと損をすると思わせるような宣伝文句はプロスペクト理論を活用しています。

2つ目はアンカリング効果です。
これは初めに提示された情報が強い印象としてインプットされ、
その後の意思決定に影響を与える心理効果です。
「定価から○○%OFF」という表示をよく見かけますが、
これはアンカリング効果を活用しています。
値引き後の値段だけを表示するよりも、
先に定価を提示し次に値引き後の価格を提示するほうがより安く感じさせることができるのです。

3つ目はウィンザー効果です。
これは直接自分が聞くよりも第三者を通じて聞かされた意見のほうが信頼度が増すという心理効果です。
ネット通販などではカスタマーレビューを参考に購入を決断することが多いと思いますが、
それこそまさにウィンザー効果です。
「SNSで拡散したら割引」という取り組みを行っている飲食店がありますが、
ウィンザー効果を考えるとても理にかなっている取り組みです。

4つ目はツァイガルニック効果です。これは完全なものよりも不完全であるものに注意が向きやすいという心理効果です。
インターネット上でタイトルを全て載せずに、
一部だけを載せている記事を目にするとついクリックして記事の内容を確認したくなりますが。
これはツァイガルニック効果を活用しています。

これらの他にもまだまだたくさんの行動経済学が日常生活に潜んでいます。
行動経済学について調べてみると、私たちが日ごろから無意識のうちに合理的でない行動を選択していることがよくわかりました。

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