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2024/28/06(FRI)

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ドミノピザのスピード改革

ドミノピザのスピード改革の画像

皆さんこんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
今週は「ドミノピザのスピード改革」についてお話しします。

ドミノピザは現在業界1位の宅配ピザチェーンで、店舗数は約1000店舗、売上は790億円となっています。
しかしドミノピザには長い間業界3位となっていた時期がありました。
再び業界1位に返り咲くことができた背景には、
「30分以内にお届け」という宅配ピザの常識を打ち破りより素早く配達を行うための「配達のスピード革命」の存在があります。

具体的にどのような改革を行ったのか1つずつ紹介していきます。
1つ目は持ち帰りのお客さんを増やしたことです。
賃料が安い裏通りに出店するフードデリバリー業界の常識を覆す、
表通りへの店舗の移転を行いました。同時に、持ち帰りなら全品半額などの大幅な割引、
店内にイートインスペースの設置を行いました。これにより、持ち帰りの割合が増えたためドライバー不足になることが減り、
結果として配達時間の削減に成功しました。

2つ目は既存の店舗の配達エリアに重なるように出店したことです。
今までは配達エリアを30分圏内として出店していたが、
配達エリアに重なるように出店することで配達エリアを20分圏内にまで縮めることが可能になりました。

3つ目は「ランナー」という役職を導入したことです。
今までは店内スタッフはピザ作りに専念し、ドライバーが店舗に帰ってきてピザをバッグに詰めるというやり方でした。
しかし、このやり方ではドライバーが店舗に毎回帰ってくる分余計な時間がかかってしまいます。
そこでピザ作りスタッフとドライバーの間を結ぶ役職である「ランナー」が導入されました。
ピザが焼きあがるとランナーは駐車場へ急いでピザを運ぶことで、
ドライバーは次に配達先にすぐに出発することができるのです。
この取り組みにより3分の時間短縮が実現しました。

2010年代は多くのデリバリーピザチェーンで成長が横ばいとなりつつあり、
丼ものやパスタなどのピザ以外のメニューも扱う複合店舗となることで売上を伸ばそうとするチェーンもありましたが、
ドミノピザはメインのデリバリー業をより強化することで他と差別化を図ることに成功しました。

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