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2024/28/06(FRI)

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協調ロボットの可能性

協調ロボットの可能性の画像

皆さんこんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週は協調ロボットについてお話ししようと思います。

協調ロボットは工場で使用されている産業用ロボットの一種ですが、人とともに作業をすることができるという点が従来の産業用ロボットと大きく異なります。従来の産業用ロボットは出力80Wを超えるものは安全性を確保するために柵で囲むことが法律で義務付けられており、人とロボットが同じ空間で作業をすることはできませんでした。日本では2013年に規制が緩和され、一定条件を満たせば出力80Wを超えるロボットも人と同じ空間に設置することが可能となりました。

協調ロボットのメリットの1つに設置・移動が簡単であることが挙げられます。従来の産業用ロボットを設置する際には重量に耐えられる作業台や、可動域を配慮した広い空間などロボットを設置するための環境を整える必要がありました。しかし協調ロボットは軽量・小型であるため簡単に設置することができ、従来の産業用ロボットを設置することができないような狭い空間でも設置することができます。

さらにプログラミングが簡単というメリットもあります。産業用ロボットを動かすためにはプログラミングが欠かせませんが、協調ロボットはわずか1時間程度で簡単な作業をプログラミングすることが可能です。さらには「ダイレクトティーチング」という人がロボットのアームを直接動かすことで、その動作を覚えさせるという機能を持つロボットもあります。この機能を持つ協調ロボットならプログラミングの知識が無い方でも現場に導入することができるでしょう。
プログラミングの容易さと設置・移動の簡単さから1台の協調ロボットにその時々で様々な作業をさせるという使い方もできるかもしれません。

一方協調ロボットは小型であるため、従来の産業用ロボットとは異なり重量のあるものの運搬には適していません。また、初期費用が高額であることや完全な無人化は難しいというデメリットもあります。
従来の産業用ロボットとはメリット・デメリットも異なりますが、溶接のような、人間が一から習得するのには時間がかかる作業などで活用することができれば生産性の大幅な向上につながるでしょう。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

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