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皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
今週はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)の経営回復について数週に分けてお話ししようと思います。

USJは2022年に年間入場者数1235万を記録し、
その年の世界のテーマパークの入場者数で東京ディズニーランド・ディズニーシーを超え世界第三位になりました。
このことからUSJは今や日本一のテーマパークであるといっても過言ではありません。

ところが、そんなUSJにも入場者数の不振により経営難に陥ったことがあります。
USJが開業した2001年こそ年間入場者数1100万人を超えたもののそこから入場さ数は右肩下がりとなり、
2010年には750万人となってしまいました。

まずは、なぜUSJの入場者数が減少してしまったのかについてお話ししようと思います
。一つ目は、USJは「家族」に弱かったということです。
テーマパークの来場者の中で最も多い割合を占めているのは子供連れの家族です。
つまり、当時のUSJは家族に弱いという弱点はとても致命的なものでした。
USJには楽しいアトラクションはたくさんあるのに、
ほとんどのアトラクションには身長制限があるため小さな子供が乗ることができなかったのです。
そのため、家族連れは東京ディズニーランドなどの他の場所に行ってしまうため来場者低迷の要因となっていました。

二つ目は、映画という狭い枠組みにとらわれていたことです。
世の中には映画の他にも、ゲーム、コンサート、テレビ、スポーツ、アニメなど数多くのエンターテインメントがあります。
そして日本人がエンターテインメントに使うお金のなかで映画が占める割合は、
たったの1割だということがマーケッティング調査により明らかになっています。
つまり、USJが映画に特化したテーマパークである限り残りの9割の人々をみすみす見逃しているということになるのです。

これらには理由があり、もともとUSJは「ハリウッド映画が好きな大人のためのテーマパーク」というコンセプトがありました。
そのコンセプトを遵守するほど、ターゲットを狭めてしまっていました。

さらに、USJは大阪という立地のため商圏人口が東京ディズニーランドと比べて低いという弱点もありました。
東京ディズニーランドはUSJとくらべて約3倍の商圏人口を持っています。
そのため、入場者数を多くするならば東京からの入場者数を増やす必要がありました。
しかしそこには「3万円の川」と言われる問題があります。
東京から大阪に行くには往復の交通費として3万円という金額がかかってしまうのです。
ですから、東京からの来場者を増やすには往復の交通費3万円かかっても行きたいと思わせるような、強い魅力のあるものが必要になります。

2010年にUSJに入社した森岡毅さんはUSJのマーケティング責任者となり、
USJの経営を立て直すべく動き始めます。
フロリダのユニバーサル・スタジオに視察に行った森岡さんはそこで試験的に導入されたハリーポッターエリアを見て、
USJにも2014年にハリーポッターエリアを導入することを決断します。
ハリーポッターエリアならば東京からも3万円の川を渡って人が来ると考えたのです。
しかしそのためには450億円という莫大な金額が必要でした。
そのためハリーポッターエリアを作るためには投資額をほぼ0円にしながら、
残りの3年間来場者数を伸ばす必要がありました。
その時にどうやって来場者数を伸ばしたのかについて来週はお話ししようと思います。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「ブランド・エクイティ」についてお話します。
これは「ブランドの持つ資産的価値」を指す言葉で、無形資産である自社ブランド価値を測る時や、
ブランド価値を高くする時、競合ブランドとの価値の差異を認める時にブランド・エクイティが使われます。

ブランド・エクイティは「ブランド認知」、「知覚品質」、「ブランド・ロイヤルティ」、
「ブランド連想」の4つの要素から構成されます。
「ブランド認知」とはそのブランドがどのように・どの程度知られているかを指します。
2つのブランドの製品があったとして、他の条件が同じであった場合、
多くの人は自分がよく知っているブランドの製品を選ぶでしょう。

ブランド認知は「○○(製品・サービス)といえば△△(ブランド)」といったように
頭に思い浮かぶブランド再生(純粋想起)と「△△を聞いたことがある、あるいは知っている」というブランド再認(助成想起)の
ふたつに分かれます。

これらが認知の「深さ」の指標になります。
次に知覚品質について、これは消費者がある製品やサービスを競合と比較した際に知覚できる品質や優位性を指します。
ポイントは「知覚」されるということで、
どれだけ優れた性能を有していても、顧客に伝わらなければ知覚品質にはなりません。

ブランド・ロイヤルティとは顧客がブランドに対してその程度忠誠心と執着心を持っているかを指します。
ロイヤルティが高い場合、リピーターや好意的な顧客となってくれるため、
安定的な収益に繋がります。ブランド連想は、顧客がそのブランドに関して連想できるすべてのものを指します。

ポジティブかつ強い連想を顧客に抱いてもらうため、
企業は目玉商品やユニークなサービスを考えなくてはなりません。
ブランド・エクイティの要素は全て顧客が主語になっています。
企業が主体になって決められるものではありません。顧客の反応を見て、
自社についてこの4つの要素はどうなっているのか、観察するという作業が主になります。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「リピーターの重要性の法則」についてお話します。
皆様も存じの通り、企業にとってリピーターは重要です。

一定数以上のリピーターがいれば利益の維持ができます。
また、新規顧客の獲得にかかるコストは既存顧客を維持するためにかかるコストの5倍にもなると言われています。
これは「1対5の法則」というものです。

同様の法則で、「5対25の法則」。
5対25の法則は、既存顧客の維持やリピーター獲得の重要性を示す経営の法則で、
「既存顧客の離脱率を5%改善することによって、最低でも25%の利益改善が見込める」というものであります。

こうして数字で見るといかにリピーターが重要であるかが理解できます。
このブログで何度か新規顧客の獲得方法についても書きましたが、
既存顧客の維持やリピーター獲得の注力の方がコストパフォーマンスの面では高いかもしれません。

当然のことながら、そこのバランスを決めるのは事業者様です。
ご自身の扱う商品・サービスや経営状況などを見て、
今はどちらにより注力すべきかを考える必要があります。

こんにちは、スタッフの原です。
前回まで販促に関して説明してきました。
今回は企業のyoutubeの活用について紹介していこうと思います。
現代のデジタル時代において、YouTubeは企業にとって重要なマーケティングツールとなっています。
世界中に広がる視聴者層と、魅力的なコンテンツを通じたエンゲージメントの機会は、
ビジネスの成功や企業の拡大に大きな影響を与えます。

まずyoutubeを利用するメリットを紹介しようと思います。
一つ目は先ほども述べたように幅広い視聴者に対してアプローチすることができる点です。
現在yotubeの利用者は日本国内だけでも7000万人ほどであり、
かなり大きな市場であるため、新たな顧客の獲得も行いやすい環境であると言えます。

二つ目は動画コンテンツであることです。
通常のブログなどとは異なり、映像、音声、音楽などを利用することで文字だけでは伝えきれない情報を伝えることができます。
またyoutubeからWEBサイトなどへの誘導ができることも大きなメリットです。

次に具体的な活用方法について紹介します。
youtubeにおいて最も重要になることがコンテンツの内容です。
コンテンツの内容次第ではスマートフォンで撮影した動画でも大きな影響を与えることができます。
そのためコンテンツの内容はかなり大切になります。
またコンテンツの内容としてはまず商品やサービスの紹介が挙げられます。
広告費用などを掛けずに新商品やサービスのプロモーションを配信することができます。
また企業が取り組む分野の専門知識やノウハウも非常に良いコンテンツとなります。
例えば飲食業ならばレシピや料理動画などを配信することで視聴者の獲得に大きくつなげることができます。

youtubeを活用するには定期的に配信することが大切になります。
そのため継続的に動画を作成、編集していく体制を整える必要があります。
またYouTube内での検索結果で上位表示されるために、タイトル、説明、タグに適切なキーワードを使用することも重要になります。
視聴者がコンテンツを見つけやすくするために、SEO対策を忘れないにしましょう。

最後にデータ分析も重要になります。YouTube Analyticsを活用して、
ビデオのパフォーマンスを追跡し、視聴者の傾向や反応を分析しましょう。
データに基づいて戦略を改善し続けることが成功の鍵になります。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は近年注目されているリキッド消費についてお話ししました。
今回はラジオCMのメリットについてお話ししようと思います。

ラジオCMにはタイムCMとスポットCMの2つの種類があります。
タイムCMは番組のスポンサーになることで放送してもらうことができます。
「この番組は〇〇の提供でお送りしました」といったアナウンスがなされ、番組の中でCMが放送されます。
タイムCMは月単位で広告枠を購入することが多いです。

一方スポットCMはあらかじめラジオ局で決めてある広告枠でCMが放送され、
どの番組で広告を放送するかは指定することができません。
放送期間、放送時間、放送回数などの条件を決めて広告枠を購入する必要があります。
そのため、CMが放送されるのは番組の途中であったり、番組の前後であったりと様々です。
スポット広告は1回から発注することもできるので、CM放送のハードルが低いのが特徴です。

ラジオCMの1つ目のメリットはターゲッティングがしやすいことです。
ラジオ番組は時間帯によってリスナー層が大きく異なります。
朝の通勤時間などではサラリーマン、昼間であれば主婦層や社用車を運転している営業職、
深夜は長距離トラックの運転手などがリスナーの中心でしょう。
そのため自社で設定したターゲット層にCMを聞いてもらえる可能性が高いです。

2つ目のメリットは費用対効果が高いことです。
ラジオもテレビと同じように不特定多数の人に情報を発信するマスメディアですが、
ラジオCMの費用はテレビCMの1/5~1/10ほどです。
そのため広告費を抑えつつ、不特定多数の人に向けて情報を発信することができます。

またその他のメリットとしてラジオには、テレビと比較してCMが放送されてもチャンネルを変えられない傾向があります。
さらにテレビと違い録画してCMを飛ばすこともできないため、
リスナーにCMが届く可能性が高いです。

最後にラジオCMの成功例として高齢者向けの宅配弁当サービスを行っている株式会社ソーシャルクリエーションを紹介します。
株式会社ソーシャルクリエーションはスポットCMで月曜日~金曜日、各曜日1回、1回20秒で「ニコニコキッチン」というサービスについてのラジオCMを福井県を中心に放送しました。
1日に1回では少なく感じるかもしれませんが、
この会社は9ヶ月間もCMを放送し続けました。
結果として「ニコニコキッチン」の知名度を倍近く上昇させることに成功しました。

こんにちは。
Buddieateスタッフの福島です。
本日は「CX」についてお話します。

CXとはCustomer Experience(カスタマーエクスペリエンス)の略称、
すなわち「顧客体験」を意味する言葉です。
商品やサービスの価格や性能などの機能的な価値にだけではなく、
それらを通じてもたらされる喜びなど感情・心理的な価値を含めて、
顧客体験と捉えられます。

CXはマーケティング分野において将来性の高いキーワードとして注目されています。
その背景には商品・サービスの数が増えたこと、
コモディティ化(かつては画期的だったモノ・コトの価値の同一化)があります。
この2つにより消費者も物質的価値よりも精神的な豊かさを求める消費行動(コト消費)にシフトチェンジしました。

提供者側でも、消費者の共感や信頼を得るための体験的な価値を重視することがトレンドになりつつあります。
近年ブランディング事業を行うインターブランドジャパングループC Space Japanによって、
「顧客体験価値(CX)ランキング2019」が発表されました。
その中で、顧客体験価値を高めるために重要な5つの要素が示されました。

それは「Relevance(私向けのものだと思える)」、
「Ease(私にとって意味がある)」、「Openness(オープンで正直である)」、「Empathy(私の立場で考えてくれる)」、「Emotional Rewards(いい気分にさせてくれる)」といったものでした。

当然ではありますが、いずれも顧客が主観となって判断する事柄であることがわかります。顧客主観で判断される要素を事業者が再現するには、データの分析と顧客とのコミュニケーションが重要であると考えられます。
つまり、顧客の感情面についてデータで客観的に分析することと、
主観的な面について対話で知っていくということです。

言葉にするのは簡単ですが、この2つのバランスを決めるのは提供者側であり、
裁量によって結果も変わります。
提供する商品・サービスについて「対話の中で見られる顧客の主観的な感情あるいは潜在ニーズに寄り添える部分」、
「データとしてある顧客のニーズに寄り添える部分」、
「提供者側として譲れない部分」と区分けすることでより細かく、正しくCXを提供できるでしょう。

こんにちはスタッフの原です。
今回も前回に引き続き販促について紹介していこうと思います。
前回は認知度向上のための販促について紹介しました。

今回はまず購入、契約を促す具体的な販促方法について紹介しようと思います。

この種類の販促では初期購入に対するハードルを下げることが大切になります。
そしてその具体的な方法の一つ目が試用手法です。これには試食やお試し期間、初回購入時の割引などが挙げられます。
実際に使ってもらったり値下げなどを通して、購入につなげやすくします。
しかしコストもそれなりにかかるデメリットもあります。

二つ目がプレミアム手法です。これは購入や来店に対して特典を用意する方法です。
「限定」にすることで消費者の訴求力を高め、購入を促す効果があります。

次にリピート率を高める販促方法について紹介しようと思います。

その一つ目がポイントサービスの導入です。

ポイントがたまる満足感とポイントを利用することでお得に購入できるシステムにすることでリピーターの獲得につなげることができます。
また会員に対してランクを設け、消費額が高い高ランクの消費者に対して、
特典を用意することも非常に効果的な方法です。

しかしポイントカードを作ったり、会員登録をする手間があり、
少しハードルが高いというデメリットもあるため、多少の工夫をする必要があります。

最後にあるアパレルブランド企業の販促企画を紹介しようと思います。
この企業ではSNSの「Instagram」を利用して販促を行っています。
Instagramには新商品の情報とお店の商品を使ったコーディネートなどを投稿しています。
特徴としては二つのアカウントを利用してることが挙げられます。
そして目的ごとに異なるアカウントを使い情報発信することで、
伝えたい情報が混在せず、注目してほしい情報を明確にしています。

販促方法一つを工夫するだけでも売上を拡大することはできるため、
自社にあった販促方法を見つけ実践していくことが大切になると感じました。

スタッフの原です。今回のブログでは販促について紹介していこうと思います。
まず販促とは「販売促進」を省略した言葉です。
消費者に対して自社の商品やサービスを知るきっかけを作ったり、
購入を促進する様々な活動のことを指します。この「販促」は利益を生み売上を拡大していくうえでは非常に重要になります。
現代社会は物やサービスが飽和しているため、似たような商品が多く存在します。

そのためどれだけ質の高い商品やサービスを開発したとしても消費者の認知度が低ければ利益が出ないことも少なくありません。
そこで販促をすることで消費者の認知度を高め、競合商品に埋もれないようにしていくことが大切です。

販促には主に三つの種類があります。
一つ目は認知度向上を目的とする販促です。
これは新規顧客を獲得することにおいて非常に重要になります。

二つ目は購入、契約を促すための販促です。認知度を上げたつぎには消費者が商品を手に取り、
購入していただかなければ意味がありません。そのために試し買いなどの販促が有効になります。

そして三つ目がリピート率を高めるための販促です。
売上を拡大していくうえで既存顧客の囲い込みも非常に重要です。

次に具体的な販促方法を紹介していこうと思います。
まず認知度向上を目的とする販促の代表例としてCMや新聞広告があります。
これは非常に効果的ですが、コストが高いというデメリットがあります。
またそれに比べて比較的費用の安いインターネット広告も効果的な方法です。
また細かくターゲットをきめて配信できるというメリットもあります。
また昨今SNSの運用も非常に重要な方法です。コストがかからず拡散力も高いというメリットがあります。
また海外や若者に対しても非常に効果的です。
しかしSNSの種類によってユーザー層が異なるため自社がターゲットとするユーザー層の多いSNSを利用していく必要があります

今回は販促の種類や具体的な方法を紹介しました。

次回は引き続き具体的な方法と販促の成功例について紹介していこうと思います。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は企画書や提案書などでの効果的な文章の書き方であるパラグラフライティングを紹介しました。
今週はより具体的な書き方を5段階に分けてお伝えします。

まず、書きたい要素を紙にどんどん書き出ましていきます。
この時順序などを気にする必要はなく、思いつくままに書いていきます。
とにかく、自身の頭の中にあるものを客観的にみることができるようにすることが大切です。

次に、伝えたい主張をリストアップしていきます。
先ほど書き出した要素の中には、視点が違うだけで同じ主張にまとめることができるものや、
余計な情報が含まれているものがある場合があります。
書き出した要素を「どのような意味か?」「なぜそう思うのか?」といった観点から掘り下げていきます。
ここでも順序を気にする必要はありません。ここで掘り下げた主張が先週お話ししたトピック・センテンスになります。

次に、最も伝えたいこと(文章全体のテーマ)を明確にします。
先ほど掘り下げた主張全体を通して伝えている内容が最も伝えたいことになります。

次に、文章全体のテーマに沿うように文章のリストアップした主張をトピック・センテンスとしてパラグラフの構成を考えます。
「主張を繋げたら意味が通じるか」、「不要または足りない内容がないか」
これらを意識しながら、主張内容を追加・削除、順序を整理しましょう。
これにより文章全体のアウトラインを作ることができます。
アウトラインが論理的であれば、最終的にまとまりのある文章になります。

最後に、それぞれの主張を根拠や具体例(サポート・センテンス)で補足し各パラグラフを肉付けしていきます。
ここでは、主張と関係がある内容だけ書くようにしましょう。
この一連の流れに沿って行けば、パラグラフライティングでの文章が完成します。

パラグラフライティングはブログ、企画書、提案書、小論文、レポートなど様々な場面で使用することができますが、物語のような「起承転結」型の文章を書くことができません。書きたい文章によって使い分けることが大切です。