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こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「古着ブーム」についてお話します。
これまでは「おしゃれ上級者が楽しむもの」というイメージが強かった古着が、近年は広く人気を集めています。
今や国内のファッションリユースの市場規模は1兆円に迫る勢いとなっているそうです。
その要因として挙げられるのが、SNSの存在とファストファッション人気の落ち着きです。
かつては雑誌がブームの教科書でしたが、現在はSNSがその役割を担っていて、各店舗はSNS発信に力を注いでいます。

また、ファストファッションだけでは個性が表れにくいと気付いた若者たちが他人との差別化のための選択肢として古着を選ぶようになりました。

ここまで、若者たちの中で古着が流行ったきっかけを書きましたが、
古着ビジネスは若者に限らず中高年世代にも人気があります。

しかし、若い世代とその上の世代の中で人気の古着には少し違いがあると言われています。
それが「価格帯」です。古着の価格帯は安価ものから高額なものまでと幅広いですが、
多くの若者はあくまで「他社との差別化」が目的であるため、やはり安価なものを選ぶといいます。
一方、30代~50代には高額な古着の人気が高いそうです。
以前起こった古着ブームの時に若者だった人々が、
その時はお金がなく手が出せなかった価格帯の古着を「今なら買える」といって買っていくそうです。

SDGs意識の促進やSNSの普及で、古着ブームはまだまだ続いていきそうです。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「冬のアイス」についてお話します。
アイスは冷たいスイーツなので夏によく売れると思われがちですが、
実は冬にも夏とはまた違った要因でよく売れるのです。
そこには、メーカーの戦略の他、環境の変化などが関係しています。
まずは、メーカーの戦略のお話から。

各アイスメーカーは、冬に単価の高い「贅沢」をコンセプトに掲げたアイスに力を入れるといいます。
夏向けアイスはさっぱりとしたものが多いのに対し、
冬向けアイスは「濃厚」、「なめらか」といった特徴を持ったものが多いのです。
中にはなんと、同じ商品でも冬に牛乳の成分を増やしているため、
夏は「氷菓」であるのに対し冬には「アイスクリーム」と乳成分量による種類が変わる商品もあるようです。

また、1年中売られる中、冬場のみ特別仕様にされる商品もあるそうです。
乳成分の量を増加させ濃厚にしたり、製造法を変えてよりなめらかにしたりしているとのことです。

さらに、天候の面で見ても冬のアイスは売り上げが安定するようです。
冬には暖かな室内で食べられるため、比較的天候の影響を受けにくいのです。
また日本の住まいの変化が冬のアイス売り上げに貢献したともいわれます。
近年の暖房器具の発達により、暖かく乾燥した家に住むようになったため、冬にアイスを楽しむ人が増えたとのことです。
多くの人はこのことを感じており、冬にアイスが売れる理由であることも納得できるのではないでしょうか。

普段夏にしかアイスを召し上がらない方も、今年の冬はアイスを楽しんでみてはいかがでしょうか?

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は独自の取り組みで集客を伸ばす映画館「立川シネマシティ」を紹介しました。
今週は、出版業界の売り上げの減少について私個人の考えをお話しさせていただこうと思います。

まず日本の出版販売額は1996年の26,564億円から毎年減少しており、2021年には16,742億円になりました。
さらにそのうち電子出版物が4,662億円で実際の出版物の売り上げはさらに減少しています。
インターネット上で四六時中書籍を購入できる今日、深夜まで営業している書店がもともと少なかったことを考えると
むしろ書籍を買うことのハードルは以前より低くなったと考えられます。
しかし、出版物の売り上げは年々減少しています。これはなぜなのでしょうか?

私は2つの理由を考えました。1つ目は宣伝不足です。
テレビやラジオ、インターネット上で書籍の広告を目にすることはあまりありません。
せいぜい、子供向けの図鑑の広告が流れる程度です。
以前は新聞の広告欄や書評のコーナーを読めば最新の書籍の情報を得ることができましたが、
現在は新聞を購読している世帯も減少しているため宣伝の効果が薄れてきています。

現在最新の書籍の情報を得るには実際に書店に行くか、
書籍を買って中に入っている出版社からのお知らせを読むしかありません。
そのため、もともと書籍に触れない人はますます最新の書籍の情報を入手しづらくなっていると思います。

2つ目は日常的に本を読む習慣がないことです。
私は日常的に家に本があったので自然と本を読むようになりましたが、
幼少期に本と触れ合う機会がなければ本を読む習慣を生まれません。
そして幼少期に本に触れあう頻度は両親が本を読む頻度に比例すると私は考えます。
なので本を読まない家庭に育った子はますます本を読まなくなり、それが循環して今に至っていると思います。

私はこれからの出版業界・書店に必要なものは子供たちに本を読む習慣を身に着けさせることだと思います。
例えば「読書塾」なんてものはどうでしょう?
会員になると子供たちの年齢に合わせたおすすめの本を送り、
後日感想を聞かせてもらうという考えです。
とにかく子供たちに本を読む習慣さえ身につけば、
少なくとも現在よりも出版業界が衰退するという事態は回避することができるのではないでしょうか。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は消費行動の移り変わりについてお話ししました。
今回は近年注目されている気まぐれで衝動的な消費行動である「リキッド消費」についてお話しします。

現代では多国籍化などにより人々が生涯一つの場所にとどまることが少なくなりました。
それに伴い、かつて人々が社会に求めた耐久性や安定性、安全性に代わって軽く、
流動的で、地域性の薄い文化資本が好まれるようになりました。

目新しさを重視し、不要になったら捨て、迅速に入れ替え新しいものを獲得することがより重要視される社会になったといわれています。
このような社会は「リキッド・モダニティ」と呼ばれています。

この社会の中で現れる消費行動がリキッド消費なのです。
リキッド消費の特徴として「短命性」「アクセス・ベース」「脱物質」があります。

「短命性」とはある場面で感じたブランドの価値が別の場面では感じられなくなり、
さらにそのようなことが短時間で次々と起こることです。
SNSで話題になっている今まで知らなかったミュージシャンの音楽を音楽・動画配信サービスで楽しみ、
その後すぐ別のミュージシャンに関心を持つといった感じです。

SNSで話題になっているものを一緒に楽しむといった部分は、先週紹介した「トキ消費」に少し似ているようにも感じます。
「アクセス・ベース」とは市場が介入することができるものの、
所有権が移らない取引によって成立している消費のことです。

具体例としてシェアリングやレンタル、リースなどがあります。
カーシェアリングを利用することで一台の車を所有し続けるのではなく、
様々なメーカーやタイプの車楽しむことができるといったように、
アクセス・ベース型の消費をすることでモノを所有せずに、
変化に富んだライフスタイルを楽しむ傾向が増えてきています。

「脱物質」は物質を極力あるいは全く使用しないことです。
以前は音楽を購入する際はCDを買って、場合によっては音楽プレイヤーなどに落とし込む必要がありました。

しかし今は音楽配信サービスを利用すればCDを購入する必要がありません。
スマートフォンに性能の良いカメラが搭載されたことにより、
旅行にカメラを待っていく人が少なくなったのも脱物質に当たります。

リキッド消費に合うサービスはシェアリングサービス、サブスクリプションサービス、
リサイクル・リユース系サービスです。

シェアリングサービスは企業にとって、共有したほうがコストを抑えられるので消費者の利用のハードルが下がり顧客を獲得しやすいというメリットがあります。

動画配信や音楽配信のようなデジタル領域と相性の良いサブスクリプションサービスですが
最近はモノのサブスクリプションサービスを誕生していて、
洋服、子供のおもちゃなど定期的に買い替えしたくなるモノはサブスクリプションサービスにしやすいです。

今までの消費行動がなくなるわけではありませんが今後ますますリキッド消費は拡大していくでしょう。
そのためにもリキッド消費に合わせた戦略に目を向けてみることも、新しいサービス展開のヒントになるかもしれません。

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。
先週は私が感じた、キャッシュを先に受け取ることの重要さについてお話ししました。
今週は人々の消費行動の移り変わりについてお話ししようと思います。

戦後から高度経済成長期にかけて現れた消費行動は「モノ消費」と呼ばれています。
モノ消費とは製品やサービスのもつ機能的価値を消費する消費行動です。
モノ消費は、高度経済成長期に必要最低限のモノを手に入れることから始まりました。
その後、バブル経済期に至るまで便利で快適なより良い暮らしを、モノを満たすことによって実現しようとしました。
モノ消費の事例として、高度成長期に三種の神器と呼ばれて購入する家庭が増加した電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビがあります。
また、3Cと呼ばれたカラーテレビ、自家用車、クーラーなどもモノ消費の事例です。
さらにバブル期になるとブランド品などを買い集めるような行動にエスカレートしていきました。

バブル経済が崩壊すると、商品やサービスの購入によって時間や体験を消費する「コト消費」と呼ばれる消費行動が現れました。
モノ消費が商品の「機能的価値」に対価を払っていたのに対して、
コト消費では「体験的価値」に対価を払うようになりました。
ほとんどの場合、コト消費と呼ばれるのは「体験型消費自体」が商品になっている「純粋体験型」です。
神社・仏閣などの観光地に行く、山・川・海などでアクティビティを体験する、ライブ・フェス・花火大会などのイベントに参加するなどの単純なものから、和服の着付け・書道・陶芸など伝統文化の体験、コスプレなどに代表されるポップカルチャーなどの文化体験も含まれます。

2010年代に入ってくるとただ体験的価値に対価を払うのではなく、
「その時・その場でしか味わえない盛り上がりを楽しむ消費」である「トキ消費」と呼ばれる消費行動が現れます。

トキ消費は非再現性(時間や場所が限定されていて同じ体験が二度とできない)、参加性(不特定多数の人と体験や感動を分かち合う)、
貢献性(盛り上がりに貢献していると実感できる)の3つの要素があります。
トキ消費における価値とは「参加の価値」であり、「他人と一緒に生み出すトキに参加したい」というニーズが根底にあります。
トキ消費はスマホ・SNSの普及により増加しました。
トキ消費の3つの要素である非再現性・参加性・貢献性がオンラインと相性が良く、
さらにインターネット上でいつでも不特定多数の人とつながることができるため時や場所を共有するハードルがとても低くなりました。
トキ消費の事例としてコスプレ、声出し、手拍子などでにぎやかに観る「映画の応援上映」や、
ハロウィン期間のテーマパークでの仮装イベントなどがあります。

さらに最近では「ある商品を消費することで生まれる、社会貢献的側面を重視する消費行動」である「イミ消費」と呼ばれる消費行動も現れています。
環境保全、地域貢献、歴史・文化伝承、健康維持など「自分がどうあるべきか?」を指標として消費行動を行うという特徴があります。

イミ消費は東日本大震災後の被災地支援が始まりとされています。
また世界的なSDGsの取り組みが高まり、環境保全やフェアトレードなどが注目されたこともそれを後押ししています。
イミ消費の事例として無農薬野菜やフェアトレードの商品名があります。

トキ消費やイミ消費は商品そのもののモノの価値ではなく、
そのモノが持つ意味に対して対価が支払われています。それはコト消費にも共通しますが、
その意味がより明確化されている点が大きく違い、
意味の明確化と提示がトキ消費やイミ消費を生かすポイントとなります。

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「殿様型の消費行動」についてお話します。「殿様型」とは、従来の「消費者が商品やサービスの方に向かい消費する」という形(「ご奉仕型」と呼ばれます。)の逆で、
サービスや商品の方から消費者のもとに来てくれる形を指します。

コロナ禍での長いステイホーム期間を経て、多くの消費者が殿様化したと言われています。
例えば、「食」に関してはUber Eatsなどの宅配サービスの利用が増えました。
また、これまで「ご奉仕型」サービスであったレストランの中にはレシピを公開し、
自炊で自社の料理を楽しんでもらうという「殿様型」にシフトするお店も現れました。

これはコロナ禍による「消費行動の殿様化」が最も顕著に表れた例です。
まさに奉仕を待つ殿様の姿勢である消費者に対し、いかにしてサービスを提供するのか、
またいかにして消費行動に移してもらうのかといった比較的初歩的な部分に今後焦点があてられるようになると予想されます

また、先の段落の「殿様」とはややニュアンスが異なりますが、
デジタルネイティブとされる若者世代を中心に生活のなかでの「殿様化」が進んでいるとも言われています。
広い選択肢の中で最善の選択をすることを強いられる時代で、
現代の人々は瞬時にコンテンツに見切りをつけるようになりました。

数多くのコンテンツを短時間で捌いていくその様はまさに「殿様的」と形容できます。
そして特に1995年以降に産まれた人々が1つのコンテンツを消費する平均時間はおよそ8秒とされています。
コンテンツの母数が増えたことにより、
ひとつに割く時間がここまで短くなったと知った時は私も驚きました。

ですが実際に自分と近い世代の人々を見ると「数少ないコンテンツに対し時間をかけて楽しむ」というよりは
「数多くあるコンテンツに軽くでも触れておき、広く楽しむ」ほうが多い印象を受けます。

あくまで個人の推測に過ぎませんが、
「コンテンツ消費時間の短縮」が「広く浅い消費行動」に少なからず影響しているようにも思われます。

恐らく、何事においても「長くわかりにくい」ものがこれまで以上に疎まれる時代になりつつあります。
また今後は、事業者がコンテンツを作る際、
あるいは何か宣伝をする際などにも消費者の「見切りの速さ」を念頭に置いて計画することが必須になります。

最近新しく観光促進に関する補助金についてのサポート依頼を受託しました。
私が請け負ったものはその中でも観光庁が実施している
「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」です。

この補助金は、コロナ禍以降、人の移動が制限されていた現状から本格的な再開が見込まれる
インバウンドの地方誘客や観光消費の拡大を促進するため、
観光事業者が連携してインバウンド向けに地域に根差した観光資源を磨き上げから販路開拓まで一貫した支援を実施する事業です。

この事業のキーワードである「インバウンド」というものに興味を持ち少し調べてみました。
インバウンドとは、ある国や地域から他の国や地域への観光客や訪問者の流入を指す言葉です。
観光業界においてインバウンドは非常に重要であり、経済的な成長や地域の発展に大きな影響を与えます。
インバウンド需要の増加には、さまざまな要素が関与していますが、
例として交通インフラの整備や外国人観光客に対するサービスの向上などが挙げられます。

また、地域の観光資源や文化的な魅力、食やファッションなどのトレンドもインバウンド需要を促進する要素となります。

また、インバウンド需要の拡大に向けては、マーケティングやプロモーション活動が重要です。
現代ならSNSを活用した情報発信が効果的です。

また、外国語に対応したサービスや案内体制の整備も非常に重要です。
これらのことを調べていく中でこれからはどんな事業をするうえでもインバウンドという視点から
事業を見直すことでより良い改善点が見つかっていくのではないかと感じました。