コラム

コラム

Column

2024/28/06(FRI)

Uncategorized

IKEAの心理的戦略について

IKEAの心理的戦略についての画像

こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「IKEAの心理的戦略」についてお話します。
IKEAはスウェーデン発祥の家具小売業者で、日本国内でも人気があります。
そんなIKEAには私たちを魅了してくれる、他には無い特徴があります。
まず、IKEAの大きな特徴のひとつに、「広い店舗を活かしたディスプレイ展示」があります。
これはIKEAの独特の商品展示方法で、家具に合わせたモデルルームを作成し、そこにIKEAの商品を展示するという形式になっています。
そのため、IKEAを訪れるとその世界に没入するような、アミューズメントを訪れた時にも似た感覚になります。
これは他の家具販売店では抱けない感覚です。

また、ディスプレイする商品の順番も考慮されています。
入り口付近ではまず、最初に高額の商品をモデルルー厶と一体化した世界観を顧客に見せることで、IKEAの世界に引き込みます。
その後で、「小物」など、生活に寄り添った便利グッズや必需品、価格的に安価なものを見せるというスタイルをとっています。
高額な商品を最初に見せるというのは珍しいように思われます。
これは、見せ方で商品価値を高めるということと、顧客をスムーズに自社ブランドの世界観に導くという明確なコンセプトがあるためです。
また、IKEAはターゲティングとそれに合わせた形態をとることに力を入れています。
IKEAのターゲットは、若いファミリー層です。
この層に対して「おもてなし」をしていくかを常に意識しています。
ターゲット層には、小さなお子様がいることが想定されます。

そのためIKEAでは、4歳から10歳を1時間無料で預かってくれるキッズルームを設けています。
これは、若い夫婦が買い物を楽しめるようにと、おもてなしの心からできたサービスです。
このようなサービスを展開する家具屋は、これまで日本にはなく、差別化できるポイントとなりました。
IKEAのお店作り、そして集客方法は、ただ単に家具を買いに来た顧客だけをターゲットにしているわけではありません。
訪れてくれた顧客1人1人を楽しませるための施設としてのサービス提供をしており、
これまでの家具屋のコンセプトを完全に覆しています。

故に、IKEAは独自の地位を確立しています。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

お問い合わせ