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2024/28/06(FRI)

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Netflixの戦略

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こんにちは。Buddieateスタッフの福島です。
本日は「Netflixの戦略」についてお話します。
動画ストリーミングサービスとして高い人気を得ているNetflixは、190か国以上に動画配信を行っています。
今日のブログでは全世界で多くのユーザーを獲得したNetflixがこれまでに行った差別化のための経営戦略をご紹介します。

まず、Netflixは加入後のキャンセル手続きを簡単にしています。
これにより、会員登録に対する顧客の心理的なハードルを下げることに成功しているのです。
一般的なサブスクサービスには加入のハードルを下げるために「無料お試し期間」が設けられており、
加入後の解約手続きを複雑にしておくことで途中解約しにくくする、という形式が多いです。
しかし、Netflixは顧客の離反を恐れずに、あえて退会しやすくしています。
他とは違う入会の心理的ハードルの下げ方で、顧客の獲得に成功しました。
また、大量の顧客を獲得することで、離反した理由を調べニーズのリサーチを行っています。

Netflixでは世界同時配信を徹底しています。
しかし、世界同時配信には高い通信技術が必要で、加えて翻訳や吹き替えなど莫大なコストの発生も付きまといます。
そこで、Netflixではエンコード技術の改善により世界中でユーザーが同時に視聴しても動画をスムーズに再生できるように強化しています。その分時間とコストをかけ吹き替えにも力を入れたことで、
字幕を嫌う英語圏のユーザーからも高い評価をえられるようになりました。

また、Netflixはテレビでは作り出せないニッチなニーズに対応し、
テレビ局との差別化を図っています。中にはテレビにはそぐわないようなコンテンツもあるでしょう。
しかしニッチな作品を求めるユーザーの感性に刺されば、
その口コミで新たなユーザーを呼び込むことができます。
消費者の多様化が進む現代において、大きな意味を持つ戦略です。

Netflixには、HuluやAmazon Prime、Disney+といった競合がいますが、
それらに対抗するためNetflixオリジナル作品の制作が行われています。
自社オリジナルのコンテンツを作ることで、競合によるユーザー離れの防止と新規登録者の獲得を同時に図る戦略です。
Netflixオリジナル作品の毎度話題を呼ぶような豪華キャストと高クオリティな脚本、
そして大々的な広告からもどれだけ力を注いでいるのかが伺えます。

今は動画ストリーミングサービスがテレビを圧倒するほどの大衆的コンテンツとなっている「サブスクの時代」ですが、
その中でもトップを維持するためには正しい見通しと、
ある意味で大胆な戦略が必要なのだろう、と感じました。
将来ストリーミングサービスの位置付けが変わっていった際に、
どのような戦略が講じられるのかも気になりますね。

ぜひ一緒にCreateしましょう!

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