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2025/05/25(SUN)

スタッフブログ

OOH(Out Of Home)広告の成功事例6選

皆さん、こんにちは。Buddieateスタッフの石堂です。今週は、ユニークで話題性のあるOOH(Out Of Home)広告をいくつかご紹介します。
OOH広告とは、消費者が自宅の外で目にする広告のことで、街頭ビジョンや看板、交通広告などが該当します。最近では、ただ目立つだけでなく、見る人の心に残るような工夫が凝らされたOOH広告が増えてきています。

まず注目したいのは、「あえてシンプルにする」という傾向です。たとえば、バーガーキング下北沢駅南口店がオープン準備中に掲出したポスターが話題になりました。そのポスターには、「バーガーキング下北沢店作ってくれや」というツイートと、それに対する公式アカウントの返信がそのまま貼られているだけ。非常に簡素なデザインですが、その“手抜き感”が逆にユーモアとして受け取られ、多くの人の注目を集めました。

同様に、株式会社長倉製作所がJR沼津駅構内に掲出した広告も印象的です。これは、社長と広報チームのメールのやり取りをそのまま掲示したもので、社長の「お客様への誠実な姿勢を伝えたい」という意向に対し、広報チームが「人手不足のため広告は後回しに」と返信する内容です。この正直なやり取りが、かえって「誠実な会社」という印象を与え、多くの共感を呼びました。

次に紹介するのは、「時間とともに変化する」タイプのOOH広告です。株式会社コナミデジタルエンタテインメントが渋谷に掲出したホラーゲーム『SILENT HILL 2』の広告は、鉄板を使い、夜間に特殊加工を施すことで徐々に錆びていくという仕掛けが施されていました。日ごとに変化するビジュアルは、通行人に「今日はどんな風になっているのか?」という期待感を与え、最後まで注目を集め続けました。

また、アメリカの人気ドラマ『TRUE DETECTIVE』シーズン4のOOH広告もユニークです。雪山で科学者たちが行方不明になるというストーリーに合わせ、日没とともに科学者のシルエットが徐々に消えていくという特殊インクを使った仕掛けが施されていました。ドラマの世界観と連動したこの広告は、通行人に強い印象を残しました。

三つ目の傾向は、「既存のモノを活用する」広告です。たとえば、ノンアルコールビール「Corona Cero」は、「リラックスした時間」をコンセプトに、他社のエネルギッシュな広告の隣に自社広告を掲出するという手法を取りました。たとえば、スポーツ飲料の「より強力なパワーでゲームに復帰」という広告の隣に、「そしてリラックス」と書かれたCorona Ceroの広告を配置することで、対比によって自社のメッセージを際立たせています。

さらに、ボリビアのアイスクリームブランドYucatánは、夏の暑さを和らげるために、町中にできる日陰に合わせてアイスクリームの棒を貼り付けるというOOH広告を展開しました。日陰と棒が組み合わさることで、まるでアイスクリームのように見えるという仕掛けです。このユニークな広告は、視覚的に涼しさを演出し、売上を1.8%向上させ、25万以上のインプレッションを獲得しました。

このように、OOH広告は単なる屋外広告にとどまらず、見る人の感情を動かし、記憶に残る体験を提供する手段として進化を続けています。シンプルさ、変化、既存物の活用といった工夫が、私たちの心に残る広告体験を生み出しているのです。

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